安佐動物公園が50周年 人気者ともに振り返る 広島

広島市の安佐動物公園が50周年を迎えました。その歴史を動物園が生んだ人気者とともに振り返ります。

1日、安佐動物公園で行われた開園50周年の記念セレモニー。

(都築亮輔記者リポート)

「いまセレモニーが終わったところなんですがあたりにお客さんなどの姿はなく少し寂しい雰囲気となっています」

安佐動物公園は1971年に県内初の本格的な動物園として安佐北区安佐町にオープン。

これまで多くの人気者を輩出してきました。

千葉県の動物園で立ち上がるレッサーパンダとして一世を風靡した風太君のおじいちゃんロンロンや…。

木の棒を器用にくるくるとまわすカンフーグマとして人気を集めたクラウドくん。

当時、カープで4番を務めた栗原選手からプレゼントされたバットをまわすパフォーマンスは幅広い世代に人気を集めました。

(坪山奏子アナウンサー)

「きゃ食べてる~!」

さらには世界最高齢1位と2位のサイの夫婦など様々な人気者が動物園の歴史を彩りました。

しかし…。

(榮真樹アナウンサー)

「ここは安佐動物公園につながる道なんですが土砂や流木によって寸断されてしまっています」先月の大雨で安佐動物公園に続く道路の法面が崩れ通行止めに。

来園者の安全を考慮し先月16日から臨時休園となりました。

(安佐動物公園 南心司園長)

「9月1日がまさに50周年目の記念すべき日なんですよ、祝いたいとなんらかの形で」

土砂が撤去出来たら営業を再開しお客さんが来園する中50周年式典を行う予定でしたが県内に3度目となる緊急事態宣言が出され引き続き休園。

1日の50周年記念セレモニーは新型コロナ感染拡大を防ぐため開園することなく職員のみで行われました。

(南園長)

「しょうがないじゃなくて本当は残念でしょうがないっていうことですねもうひとつは悔しくてしょうがない

(職員のセレモニーで)動物園の50年目を祝うっていう気持ちが市民にも伝わったと思います」

今後、安佐動物公園はカバなど新しい動物を迎える予定でこれからも新たな歴史を刻み続けます。

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