急速凍結で風味そのまま 相鉄線瀬谷駅に冷凍パン専門店

冷凍したパンを陳列、販売する「時をとめるベーカリー」=横浜市瀬谷区

 パンの仕入れ・販売をしているハットコネクト(横浜市西区)は1日、冷凍保存したパンの専門店「時をとめるベーカリー」を相鉄線瀬谷駅(同市瀬谷区)にオープンした。

 急速冷凍によって保存期間を長くしたパンを販売。フードロスの削減にもつなげる考えだ。冷凍パンに特化した店舗は珍しいという。

 県内を中心に約50のパン店から仕入れた食パンや総菜パンなどを取りそろえている。

 店内には、冷凍機を製造するテクニカン(同市都筑区)の液体急速凍結機を設置。仕入れたパンを店内で真空パックにし、マイナス30度の機内で30分程度、凍結する。

 短時間で急速冷凍することでパンの風味を損ねず、電子レンジで数十秒温めれば食べられるようになるという。

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