副反応で苦しんだぱんちゃん璃奈が他団体王者との対戦を見すえKO勝利誓う

公開練習を終え意気込みを語るぱんちゃん璃奈

格闘技イベント「RIZIN.30」(19日、さいたまスーパーアリーナ)で百花(29)と対戦するKNOCK OUT―BLACK女子アトム級王者・ぱんちゃん璃奈(27)が〝戦うジャニオタ〟寺山日葵との〝頂上対戦〟を見すえKO勝利を誓った。

2分のミット打ちで重いパンチやミドルキックを繰り出し、順調な調整ぶりを披露したぱんちゃん。8月22日に2度目の新型コロナウイルスのワクチン接種を行った際、顔が腫れるなどの重い副反応が出たことを告白をして大きな話題となったが「先週は練習ができなかったので、今週来週で追い込んで、試合に向けて頑張ろうと思います。正直、先週はあまり集中できなくて、そっちで不安に思っていましたが、試合まで3週間を切ったので、いったん試合に向けて集中したいと思っています」と復調をアピールした。

RIZINでは2015年12月の旗揚げ以来、初となる女子キックの試合となる。今後も引き続きこのジャンルの試合が開催されるか、それとも最初で最後になるかはすべてこの試合の〝デキ〟にかかっているが「今回しっかり盛り上げて、皆さんに『また見たい』と思っていただけたら。そこは私が決めることじゃないので、私はリングで頑張りたいと思います」と意欲を見せる。もちろん「(KOを)狙っていきたいです! 結果を残したい」と記憶に残るフィニッシュを宣言だ。

さらに今後戦いたい相手を問われると「これ言って大丈夫ですか?」と気を使ってから「一番(周りから)声が上がっている寺山日葵選手です。近いうちにできたらなと思います」と、KNOCK OUTを主戦場とするぱんちゃんにとって接点のない他団体「RISE」のミニフライ級王者の名を上げる。そして「寺山選手がKNOCK OUTに来るのも、私がRISEに行くのも難しいので、中立した試合であれば。毎日(寺山と戦ってほしいと)来ているのですが、その声を無視している状態だったので、RIZINなら出場可能かなと思うので、寺山選手も勝ち上がっていてだんだん相手がいなくなってきているので、そこで私と組んでいただけたら話題になるのかなと思います」と対戦を熱望した。夢の女子キック頂上決戦を実現させるためにも、結果のみならず印象に残る試合を見せてもらいたいところだ。

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