井岡に判定負けのロドリゲスは裁定に不満「レフェリーが仕事をしてくれていたら勝てていた」

裁定への不満をあらわにしたロドリゲス(代表撮影)

ボクシングのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチが1日に東京・大田区総合体育館で行われ、王者の井岡一翔(32=志成)が同級2位のフランシスコ・ロドリゲス・ジュニア(メキシコ)を判定3―0で下し3度目の防衛に成功した。

試合後のロドリゲスは判定について「自分のホームではないので、こういうことになるかもしれないという覚悟はあった。ジャッジは3人とも日本人だし、レフェリーも日本で仕事をしている人間だったので」と、公平性について疑問視するような発言を連発。さらには「レフェリーが仕事をしてくれていたら勝てていたと思う。井岡のクリンチをほどいてくれないし、後頭部を打たれたのも見逃された。ニュートラルだったら結果は違っていた」と不満をあらわにした。

新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、来日後は隔離期間が義務付けられるなど、アウェーで不利な条件が揃っていたことは事実だ。ロドリゲスは「私のほうが手数を出していたし、いいパンチを打っていた」と最後まで自身の優勢を主張していた。

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