ダウンタウン・松本&爆問・太田 “再共演”のカギ握る「大物テレビマン」

松本(左)と太田の再共演のキーマンは?

不仲説を払拭したダウンタウン・松本人志(57)と爆笑問題・太田光(56)の〝再共演〟のキーマンは? 松本と太田は先月末放送の「FNSラフ&ミュージック」(フジテレビ系)で、2014年3月の「笑っていいとも!」最終回以来、7年半ぶりに共演し、大きな話題となった。次に期待されているのは、ダウンタウンと爆笑問題による番組だろう。〝ドリームタッグ〟の実現可能性を追った――。

長年にわたって不仲と言われていた松本と太田の久しぶりの対面は、強いインパクトを残した。太田が「太田動きま~す!」と吉本闇営業騒動時の松本のツイートをネタにすると、松本もすぐさまファイティングポーズを見せる。太田がMCのフジ新人女子アナ3人を「ステマはやってないんですか?」といじると、松本が「唯一やってない3人です」と答えるなど、絶妙なコンビプレーで周囲を爆笑の渦に巻き込んだ。

そもそも因縁の2人の間には何があったのか? ささやかれているのは、若かりし頃の太田が雑誌連載で松本のファッションをイジったこと。これがキッカケとなり、犬猿の仲になったと30年近くにわたって都市伝説のように語られてきた経緯がある。

太田は1日未明放送のラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」で「共演は俺も舞い上がってて、ほとんど覚えてない。言葉にできないこともあるじゃない? 意味深だけど。よかったなーと。松本さんもそうだと思うけど、一番は『照れ』。照れ臭いんですよ。どうしてもさ。何だか知らないけど。こそばゆいよね」と振り返った。

不仲説には「お互いに人聞きに、話を聞いたりしてるからさ。俺は世の中の事をすべて笑い飛ばしたいと思う人間だからさ。俺たちのウワサや過去も含めてさ。それを笑い飛ばせたのは良かったのかなと。そこが笑い飛ばせなかったら『お前ら(芸人として)なんなんだ』ということになるからさ」と熱い思いを吐露する場面も。

もちろん、これで終わりにするのはあまりにももったいない。ファンはもちろん、お笑い関係者やテレビ局関係者の間では、「次はダウンタウンと爆笑の2組による番組を見たい!」と期待が高まっている。

爆笑の所属事務所・タイタンの太田光代社長はツイッターで松本のアカウントに「大変にお疲れ様でした。これに懲りずにお願いします。ありがとうございました。お疲れ様でございました。よろしくお願いします。今度は四人で、お願いします。松本さん。お願いします」とツイート。

松本も「お疲れ様でした。4人…浜田動くかな?」と応じているだけに、一気に可能性が大きくなった。

とはいえ、強烈な個性を持つダウンタウンと爆笑だけに、仮に番組となると現場をハンドリングできる人間を探すのは至難の業だ。それでも取材を進めると、一人の大物テレビマンの名前が浮かび上がってきた。日本テレビの元社員で現在はフリーで活動する、〝ガースー〟こと菅賢治氏だ。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」には制作として関わったほか、番組にも出演するなどダウンタウンとは太いパイプがあるのは周知の事実だ。

爆笑、特に太田夫妻とも親密だ。「菅さんは太田光代社長がタレント時代からの付き合いで、コロナ禍前はよく食事にも行っていました。太田本人とも『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』などで仕事をしていたし、現在は太田と上田晋也の『太田上田』にも関わっています」(テレビ局関係者)

ダウンタウンと爆笑の双方に顔が利く存在なのだ。「菅さんは日テレを離れてフリーなので、自由に動ける。あとはオファーする度胸のあるテレビ局があるのかということだけ」(前同)

このまま夢で終わらせてほしくない。

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