石浦、5位入賞貢献 4人力泳、日本新を樹立 東京パラリンピック 視覚障害混合リレー

 東京パラリンピックの混合4×100メートル49ポイント(視覚障害)フリーリレーが8月31日夜、東京アクアティクスセンターで行われ、日本代表は5位に入賞。4分8秒66のタイムで日本新記録を樹立した。上越市出身の石浦智美選手(33、伊藤忠丸紅鉄鋼)は第3泳者としてつなぎ、入賞に貢献した。

 同リレーには6カ国のチームが出場し、男女各2人、泳順は自由で、日本は前半2泳まで男子、後半2泳を女子が務めた。

 今大会2種目目の石浦選手は第2泳者の齋藤元希選手から2位で引き継ぎ、男子と一緒に泳ぐこともあり5位に落ちたが、あまり曲がることなく、最後まで懸命な泳ぎを見せ、アンカーの辻内彩野選手につないだ。

 レース後、4選手はテレビのインタビューに答え、石浦選手は「1秒でも早く引き継げるように、個人種目の50メートルでは蛇行が多かったので、コースロープ沿いでできる限り曲がらず、なるべくスピードを落とさずにテンポ良く泳ぎ切れるように。もう少し後半に粘れたら良かったと思うが、日本新記録も出せたし、順位も5位でチームに貢献できたかなと思う」と満足そうに話した。

 同選手は3日に視覚障害S11クラス女子100メートル自由形に出場する予定。

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