北部九州大学野球1部 4日開幕 長崎国際大が5季ぶり復帰 初戦は西日本工大

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「NIU」ブランドのPRへ新たなユニホームで1部リーグに挑む長崎国際大のメンバー=佐世保市、長崎国際大ボールパーク

 第106回九州地区大学野球選手権北部九州ブロック大会1部リーグは4日、大分市で開幕する。長崎県からは長崎国際大(佐世保市)が2019年春以来、5季ぶりに参戦。15年の創部以降、県内球児の新たな受け皿としてはもちろん、地元アマチュア野球界の旗振り役として期待がかかるチーム。開幕直前、初の栄冠に向けて攻守両面で力をつけてきた選手たちを紹介する。

 1部の春は全日本選手権、秋は明治神宮大会へつながるリーグ戦。長崎国際大は16年秋に2部で初優勝し、17年春は1部3位と健闘した。だが、19年春6位で2部に降格し、同年秋は長崎大に1部昇格を許すと、20年はコロナ禍で大会は中止や昇降格なしに。それでも今春2部で2連覇し、長崎大と入れ替わる形で1部への復帰を決めた。
 部員は現在約150人で、県内出身者も数多く活躍する。今季の投手陣の柱は澤山礼宏。調子の波が小さく、高い制球力で計算できる。弟は長崎商高2年で8月の甲子園で3試合スタメン出場。「夢を見させてもらったし、負けられない。(4年の)自分にとっては最初で最後の1部。自分が投げる試合は絶対に勝たないといけない」とエースの自覚を口にする。
 140キロ中盤の球を持つ土井拓未、松尾昇龍、ピダーソン和紀ら下級生右腕を含め、白星を重ねるには一人一人の粘投が不可欠。捕手の竹次海、二遊間の重田魁士と是枝丈一郎、中堅の浦田航大らセンターラインを軸に守備から流れをつかむ。
 攻撃は1番浦田を筆頭に小技も絡めて好機を広げ、長打力がある竹次、川口侑宏、松下龍ノ介らが仕留められるか。第1週の相手は、川口と同じ波佐見高出身で秋のドラフト候補左腕、隅田知一郎を擁する西日本工大。今春王者に対してミスショットを減らし、泥くさく1点をもぎ取りたい。
 コーチ陣も頼もしい。小椋真介、石橋尚登、鶴田都貴のプロ経験者らをそろえ、栗原邦夫副部長兼シニアアドバイザーは創設期からチームを支える一人。慶大野球部出身でキリングループで執行役員まで任されたが、早期退職で大学職員に転職した異色の経歴で、野球部独自の就活講習会の実施など、選手の進路開拓も着実に進めている。
 創部7年目。今回からユニホームも新調し、平和の象徴の折り鶴を絵柄にあしらい、長崎国際大の英語表記の略称「NIU」をシンプルにデザインした。悲願の全国出場をはじめ、さらなる飛躍を見据えて貪欲に1部での勝利を求めていく。
 長崎南山高出身で主将の3年松下は「地域の方に応援されるようになるためにも結果を出したい。長崎から都市部に勝てるチームを目指していく」と闘志を燃やす。

長崎国際大の試合日程