アウディの新型R8 LMS GT3『エボII』、今週末のバルセロナ24時間レースで実戦デビューへ

 アウディR8 LMS GT3の2度目のエボルーション・モデルとなる『エボII』が、9月4〜5日にスペイン・バルセロナで決勝レースが行われる『ハンコック24Hバルセロナ』で、実戦デビューを果たすことが、イベントのエントリーリストにより明らかになった。

 7月21日に発表されたアウディR8 LMS GT3エボIIは、カスタマーチームからのフィードバックを活かし、空力、エンジン特性、エアコン、サスペンション、トラクションコントロールの5つの分野で最適化がなされている。

 クレベンティックがオーガナイズする『24Hシリーズ』の一戦であるバルセロナでこの新型車両を走らせるのは、カスタマーチームのカー・コレクション・モータースポーツだ。

 アウディのファクトリードライバーであるパトリック・ニーダーハウザー、そしてWTCRのエースドライバーであるナタニエル・ベルトンらがステアリングを握る。

 バルセロナのカタルーニャ・サーキットで開催される同レースは33台のエントリーを集めているが、まだホモロゲーション取得前ということもあってか、カー・コレクションの500号車アウディR8 LMS GT3エボIIは、『P4』クラスでのエントリーとなっている。

 同チームはこのイベントにおいて、GT3およびGT4クラスにも、アウディのマシンを投入する予定だ。

7月21日に発表され、トタル・エナジーズスパ24時間レースでは展示も行われたアウディR8 LMS GT3エボII

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