【新型コロナ】使用見合わせのモデルナワクチン、神奈川県が接種再開へ

異物の混入が確認されたモデルナ製ワクチン(神奈川県提供)

 横浜市港北区の接種会場で使用予定だった米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンに異物が見つかった問題で、神奈川県は2日、同じロット番号のワクチンの使用を再開すると明らかにした。使用再開は4日の接種からになる予定。

 厚生労働省が同一ロットの他の瓶の有効性や安全性に問題はなく、「接種を控える必要性はない」とする見解を発表したため。異物は製造工程で混入したゴム栓の破片の可能性が高いという。県は引き続き、使用前の確認を入念に行うとしている。

 異物は8月31日、県が新横浜国際ホテルマナーハウス(同区)に開設した福祉施設従事者ら向けの接種会場で使用予定だった瓶1本から発見。県は同日から、同じ番号のワクチンの使用を見合わせた。これまで異物混入に関連した体調不良などの連絡はないという。

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