マーベル映画『シャン・チー』のアルバムに星野源も参加。世界のアーティストの楽曲が収録されて配信開始

2021年9月3日に劇場公開となるマーベル・スタジオ最新映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』。この映画の公開にあわせてサウンドトラック・アルバム『シャン・チー/テン・リングスの伝説:ザ・アルバム(Shang-Chi and The Legend of The Ten Rings: The Album)』の収録楽曲などの詳細が発表され、デジタル配信がスタートした(国内盤CDは9月17日発売)。

全曲書き下ろしで構成されたアルバムにはアジア系を中心に、世界中のトップ・アーティストによる楽曲が収録、日本からは星野源が参加している。

<試聴:ザイオン・T、星野源「Nomad」>

アルバムには、劇中で使用されている12曲と、6曲のインスパイア楽曲が収録。アジアと世界の音楽シーンの架け橋としても知られる総合エンタテイメント集団88risingが米Interscope Recordsとタッグを組んで制作/プロデュースされている。

参加アーティストには88rising所属のリッチ・ブライアンやNIKIを始め、アメリカからアンダーソン・パークやスウェイ・リー、フランスからDJスネイク、シンガポールからJJ・リンが名を連ねる。インスパイア楽曲を提供しているのは韓国の新世代クリエーター集団DPRからライヴとイアン、そして日本からは星野源が韓国出身アーティスト、ザイオン・Tとの楽曲「Nomad」で参加。

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このアルバムの制作について、88risingの創設者であるショーン・ミヤシロは、次のように語っている。

「このアルバムでは、アーティストを集めて、無条件の愛の物語と成長期の思い出を伝えたいと思いました。お母さんの温かいスープやカットフルーツのはっきりとした温かさや、感謝していてもしていなくても、お母さんはいつもあなたのためにいてくれたということ。これらは、私たちの両親が若かった頃に踊った最初のダンスに捧げられた曲で、彼らのラブストーリーと永遠の青春を祝福し続けています。このアルバムは、私たちが偉大になるためのプラットフォームを与えてくれた彼らの犠牲、根性、そして果てしない忍耐力のためのものです。私たちは、家族を大切にすること、恐れを知らないこと、そして自分の運命を実現することという映画のテーマと調和させながら、そのすべてを祝福する音楽を作り、曲を作りたいと思いました」

映画の監督であり脚本も担当するデスティン・ダニエル・クレットンも次のようにコメントを寄せている。

「このアルバムに収録されている音楽は、私たちの映画の心臓部とも言えます。映画を編集している間、私たちは、この素晴らしいミュージシャンたちの音源から常にインスピレーションを受けていました。ショーンと最初にこのアルバムのアイデアを話したとき、作品として独立したものにしたいと考えていましたが、同時に映画のテーマ(家族、遺産、痛み、癒し)に包まれたものにもしたいと思っていました。私たちはただ、みんなにお祝いする理由を与えてくれるような、素晴らしいアルバムを作りたいとも考えていたのです。この音楽とアーティストを世界に向けて発信することに、これ以上の喜びはありません」

なお、シャン・チーたちの戦いを劇中で盛り上げる、ジョエル・P・ウェスト作曲のスコア(劇伴)を収録した『シャン・チー/テン・リングスの伝説 オリジナル・スコア』もサントラに合わせて配信が開始。さらに、各音楽サービスで展開中のMARVELプレイリストも、期間限定でシャン・チーのアートに変更、主要楽曲がピックアップされている。

Written By uDiscover Music

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『シャン・チー/テン・リングスの伝説:ザ・アルバム』
(Shang-Chi and The Legend of The Ten Rings: The Album)
2021年9月3日発売

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