キャンプ場予約を逃したら直前予約に挑もう!やっておきたい事前準備と具体的手順

こんにちは!キャンプがニガテなファミリーキャンパー、えいみーです。
長引くコロナ禍でますますキャンプブームが加熱していますね。キャンプ場の予約は年々取りにくくなっており、「予約が確保できないからキャンプの予定を諦めた」なんて声もちらほら聞こえてくるほどです。そこで今回は、キャンプ場の直前予約の際にやっておきたい事前準備と具体的手順を、筆者の実体験をもとにご紹介していきたいと思います!

キャンプ場の予約が確保できない!キャンプを諦めるしかないの?

筆者撮影

加速するキャンプブーム。人気の有名キャンプ場は、なかなか予約が取れないと聞きます。3か月前から予約を開始するキャンプ場が多いようですが、「日付が変わる前からスマホ・PCを前にスタンバイしても、予約争奪戦に敗れてしまった。。。」ということも珍しくないのだとか。

でも、ちょっと思い返してみてください。キャンプの直前になって、以下のような理由で泣く泣くキャンプ場の予約をキャンセルした、というご経験はないでしょうか。

・急な仕事が入ってしまった
・本人(家族やメンバー)の体調不良
・悪天候でキャンプを楽しめる自信がない

どれを取っても、誰にでも起こりうるキャンセルの理由ではないかと思います。

キャンプ場は、雑誌やネットに掲載されている場所だけでもかなりの数にのぼります。また、このキャンプブームで次々と新しいキャンプ場もオープンしています。主要都市にお住まいであれば、ご自宅から2時間の移動圏内に多くのキャンプ場が存在するのではないでしょうか。

たくさんのキャンプ場があるなかで、どのキャンプ場も、ただの1サイトもキャンセルが出ないなんてちょっと考えづらい。。。

こんな風に考えた筆者は、過去にとあるネット予約可能なキャンプ場の予約サイトを1日見張っていたことがあります(笑)

すると、そのキャンプ場の予約サイトでは、「空き」と「満」がひんぱんに繰り返されていたのです!

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こ、これは衝撃の事実。。。!!!

1日に1回ぐらいしかチェックしていないと「いつも満サイト」にしか見えないキャンプ場でも、タイミング次第では滑り込める可能性があるかも。それから筆者はキャンプ場の直前予約に挑むようになりました。

2019年ごろから、グルキャン以外はほぼキャンプ直前1週間以内の予約で、50泊以上はしています。

1回だけ、いろいろなもくろみが外れてキャンプ場が決まらないまま家を出発をしたことがありました。その時も道中クルマの中から無事予約が取れて、行ってみたらまさかの我が家の貸し切り!なんてこともありました(笑)

「キャンプ1週間前なのにキャンプ場の予約が確保できていない!でも絶対にキャンプを諦めたくない!」という場合には、直前予約に挑んでみる価値はあると思います!

直前予約する際に狙うべきキャンプ場の特徴と探し方

筆者撮影

直前予約ができる可能性は高いとはいえ、「下手な鉄砲数うちゃ当たる」というほど甘くはありません。

直前まで「キャンプに行けるの?行けないの?」と心配しながらキャンプ場を探す作業は、ハッキリ言って「精神的にも肉体的にもキツイ」です。そこで、日頃から穴場のキャンプ場を探してリストアップしておくのはおすすめの方法です。

穴場のキャンプ場の特徴としては、例えば以下のようなキャンプ場が考えられます。

・電話予約しかできないキャンプ場
・車が乗り入れできないキャンプ場
・公営のキャンプ場
・まだ宣伝がじゅうぶんに出来ていない新しくオープンしたキャンプ場

筆者撮影

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車乗り入れ不可のキャンプ場は、大荷物になりがちなファミリーにはとても大変。だからこそ、逆に狙いめなのです!

ウェブサイトを持っていない、あるいは口コミが少ない、など情報が乏しいキャンプ場は不安に感じるキャンパーさんも少なくないでしょう。そういうキャンプ場は意外な穴場として狙い目です。

人気のキャンプ場でも直前予約できる可能性アリ!

「人気のあるキャンプ場は予約が厳しい」と思われがちですが、実は直前予約に限ってはそうでもないのです。以下の項目に当てはまるキャンプ場の場合は、トライしてみる価値があるかもしれません!

・ 先払いが必要なキャンプ場の場合
・ キャンセル料がきちんと明記されているキャンプ場の場合
・ 区画・フリー問わず100以上を受け入れている大規模キャンプ場の場合
・ 予約方法が特殊でめんどうなキャンプ場
・ 当日悪天候の予報が出ているキャンプ場

筆者撮影

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人気のふもとっぱらも、3月の雨天ではガラガラでした。。。

悪天候でも、キャンプをある程度こなしている中級者であれば対策は可能です。でも、悪天候のキャンプは、初心者キャンパーさんには大変なのであまりおすすめではありません。

初心者キャンパーさんにおすすめなのは、100以上のサイトがある大規模キャンプ場です。100ほど予約を受け付けていれば、直前になって数組のキャンセルは出る可能性が高いです。

また、ファミリーの場合、子供の体調不良などでキャンセルの可能性があるので、先払いのキャンプ場は避けたい心理が働きます。キャンセル料がきっちりかかるキャンプ場も、キャンセル料がかからない時期にキャンセルが出る可能性があります。

傾向としては予約やキャンセルの手順が面倒であればあるほど、直前でも予約できる可能性が残されていると考えられます。

キャンプ場を直前予約する際にやっておきたい事前準備と具体的手順

筆者撮影

さて、前述した穴場キャンプ場とは別に、この記事ではもう少しカンタンに、ネット検索で直前予約するキャンプ場をリストアップしていく方法をご紹介します。

直前キャンセルを狙うとはいえ、空いている枠は少ないと想定すると、どうしたって早い者勝ちになります。

勝負はお天気予報が確定されてきて、キャンセルが出始めるキャンプ予定日1週間前ごろから。なるべく効率よく直前予約を勝ち取るためには、やっておきたい事前準備があります。筆者が心がけているのは以下の通りです。

・ キャンプの準備は出発1週間前までにほぼ完璧に整えておく
・ 直前予約するキャンプ場をピックアップしておく
・ 直前予約するキャンプ場のリストを作成して優先順位を決めておく
・ 直前予約で断られても折れない強い心を育てておく

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それでは、ひとつひとつ解説していきます!

キャンプの準備は出発1週間前までにほぼ完璧に整えておく

筆者撮影(我が家の「いつものキャンプ」の荷物です)

キャンセルが出始める1週間ほど前からキャンプ前日までは、より希望に合ったキャンプ場の予約をゲットすることに集中する必要があります。

具体的には、作成したキャンプ場のリストに従って、キャンプ場に電話やネット予約をするわけなのですが、キャンセルがいつ出るかは分からないので、この作業を数日に分けて何度も繰り返す可能性があります。

そして、実際に予約が取れてからすることもけっこうあるのです。

・ キャンプ場までのアクセスを調べる
・ キャンプ場の周辺情報を調べる
・ キャンプ場のサイトの広さを調べて持っていくテントを調整する
・ キャンプ場の気温や天気を調べる
・ キャンプで食べる食料の買い出し

メニュー決めと食料の買い出しは、生もの意外は事前に準備できるので、それほど負担にならないかもしれません。しかし、キャンプ場が決まってからでないと調べられないことも多いので、事前に出来ることはなるべく1週間前までに済ませておくことをおすすめします。

持参することが確定しているキャンプギア・洋服類・寝袋類・マット類・カトラリー類・テーブル・チェアなど、「いつものキャンプ」の持ち物は、出来る限り直前予約の作業前に準備しておきましょう。

直前予約するキャンプ場をピックアップしておく

筆者撮影(「全国キャンプ場ガイド」)

直前予約の場合、このリスト作成が最も重要なポイントとなります。事前のリサーチをしっかりしておくことで直前予約がぐっと楽になりますので、気合いを入れて作成しましょう!

筆者は以下のような手順で直線予約をするキャンプ場のリスト作成をしています。

①どのエリアにキャンプに行くかを決める(奥多摩・千葉・山梨など)
②こだわりポイントを決める(高規格・絶景・林間・川遊びなど)
③ネットでキャンプ場のまとめ記事をピックアップする(地域+こだわりポイント+おすすめ+選などで検索)

①のどのエリアにキャンプに行くか決めるのは、自宅からキャンプ場までの行き方をだいたい把握しておいたほうが楽だからです。移動時間を2時間前後と決めて、どの高速道路を使うかだけでもイメージが出来ているとかなり気が楽です。

②のこだわりポイントを決めるのは、③でネット検索する際に絞り込むためのものなのでなくても構いません。単に「山梨」+「おすすめ」+「キャンプ場」などで検索してもOKです。

でも、ファミリーキャンプでしたら「ファミリー」を入れて検索したり、トイレが綺麗じゃないと嫌だ、ということであれば「高規格」で検索したりなど、こだわりポイントがあれば絞り込みがしやすくなります。

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ただし、あくまで直前キャンセル狙いなので、過度な期待はしないほうが良いかもしれません(笑)

筆者撮影

ここでは「リスト作成」が目的なので、とにかく多くのキャンプ場、できれば30か所以上のキャンプ場をリストアップすることが望ましいです。リスト作成がめんどうであれば、雑誌に載っているキャンプ場を片っ端から当たってみる、というのも1つの手ですね。

ちなみに、筆者は去年のお盆の時は電話1か所目で予約が取れましたが、今年のGWは26か所目で予約が取れました。。。(笑)

ハピキャンでもおすすめキャンプ場のまとめ記事がありますので、ぜひチェックしてみてください!

【キャンプ場アンケート募集】あなたのおすすめのキャンプ場を教えてください - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

【関東近郊】初心者におすすめのキャンプ場 チャート診断で最適なキャンプ場を選ぼう! - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

【全国まとめ】子供も一緒に遊べるキャンプ場10選!ファミリーキャンプにおすすめ アスレチックなど - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

直前予約するキャンプ場のリストを作成して優先順位をつけておく

筆者撮影

キャンプ場をピックアップ出来たら、必要な情報を記載の上、リストを作成していきます。筆者の場合、リストでは以下の項目をメモしています。

・予約方法(ネット・電話など)
・チェックイン/チェックアウト時間
・自宅からの移動距離(Googleマップ利用)
・料金
・フリー/区画の区分やサイトの広さ
・特徴(遊具の有無・近くの温泉・星空など)

「キャンプ場に何を求めるか」によって、ここでメモする内容は人それぞれ変わってくるかと思います。しっかりメモつきでリストを作成しておくと、次回以降のキャンプでも使えるのでこの作業は無駄にはなりません。

気になることはなるべくこのリストアップの段階で箇条書きにしておくと、「優先順位の決定」の工程が楽になります。

筆者はこの段階で夫にリストを見せて、どの順番で直前予約にチャレンジするかを決定していきます。家族に相談するとなかなか決まらないようなら、1人ですべてを決めてしまっても良いかもしれませんね。

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「全国キャンプ場ガイド」のような本が1冊あると、リスト作成するときに使えて便利!

直前予約で断られても折れない強い心を育てておく

筆者撮影 

さて、ここまで事前準備が出来れば、もう作業の9割は終わっています。あとはキャンプの予定1週間前になったら、作成したキャンプ場のリストの優先順位に従って予約にチャレンジしていくだけ。実にシンプルです。

しかし、最後にもう一つとても大事なことがあります。それは「折れない心を持って挑むこと」です。ここに来て、まさかの精神論ですみません!(汗)

筆者は電話がニガテなので、電話をかけるときはめちゃくちゃ緊張します。そして、そもそも「ダメ元」前提で電話をかけるわけなので、何度も断られるうちに絶望的な気持ちになることもあります(汗)

ここで大切なことは、作成したリストを手に、機械的に電話をかけていくことです。「絶対キャンプに行くぞ!」という強い気持ちと、楽しいキャンプへの希望を胸に刻み、なるべく心のダメージが少なくなるよう淡々と頑張りましょう!

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折れない心、かなり大事!(`・ω・´)キリッ
息子の笑顔がいつだって筆者の心の支えになっています!

最後の手段は予約なしで挑む「予約不要」のキャンプ場!

筆者撮影 

さて、リストを完璧に作成し、淡々と電話をかけ続けても、直前予約が取れない場合ももちろんあります。こればかりは、タイミングと運ですから仕方ありませんよね。

「キャンプ前日までに手を尽くしても予約が確保できなかった」という場合には、最後の手段です!予約なしで行ける「予約不要」のキャンプ場に挑んでみましょう!

予約不要のキャンプ場は、基本的に先着順に受付をするので、とにかく早起きがマストです。夜中のうちに移動して並ぶというキャンパーも多いようです。

今はコロナ禍でキャンプ場側もある程度入場を制限しているはずなので、受付さえしてもらえれば「テントを張る場所がない」なんてことはないはず。最初から過度な期待をせずに行ってみると、案外入れることもあるかもしれません。

筆者も、2018年に山梨の予約不可の人気キャンプ場に、朝4時に千葉を出発して向かったことがあります。6時にキャンプ場に到着したのですが、すでに30台以上ものクルマが列をなしていました。恐るべし、キャンプブーム。

初めて行くキャンプ場で、しかもフリーサイトで、ものすごくドキドキしましたが、結果的にそれも含めてとても楽しいキャンプが出来たので良い思い出となっています。

この最後の手段で予約不要のキャンプ場にチャレンジする場合には、「ダメなら観光して帰ってこよう!」と前向きな気持ちで挑むと良いかもしれません。

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観光スポットを調べたり、グルメ情報を調べたり。
1日家族とドライブになったとしても、それはそれで楽しいと思いますよ~!

▼予約なしでも行けるキャンプ場はこちらでチェック!

今年のGWにまだ間に合う!予約なしでも行けるおすすめキャンプ場13選(後編) - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

キャンプ場の予約を逃しても最後まで諦めずに直前予約にチャレンジしてみよう!

筆者撮影

これから秋に向けては過ごしやすい気候で、キャンプのベストシーズンに突入します。なかなかキャンプ場の予約が取れなくても最後まで諦めず、事前準備をしっかりしながら直前予約に挑んでみてはいかがでしょうか。

長引くコロナ禍ですが感染症対策をしっかりしつつ、ぜひ素敵なキャンプの思い出を作ってくださいね!

予約が取れないからとキャンプを諦めないで!こちらの記事でもコツや穴場のキャンプ場をチェック

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