川崎・東扇島の国道357号交差点 改良工事で車線増設

直進車線が新設、右折車線が増設された東扇島二号交差点付近=2日

 京浜臨海部の川崎・東扇島地区で2日、国道357号の交差点改良工事が完成した。混雑緩和や物流効率化などが目的で、車両の運行がスムーズになるよう2段階で車線を増設した。

 改良されたのは、首都高速湾岸線高架下の「東扇島二号交差点」と「同中央交差点」。357号の整備予定地を活用し、西行き(海側)と東行き(内陸側)について、それぞれ直進や右折専用の車線を増やした。

 国土交通省関東地方整備局川崎国道事務所によると、両交差点は大型トラックなど多くの車両が直進、右折するため、速度低下による混雑が慢性化。2016年度からの4年間で発生した人身事故15件のうち14件は追突事故だったという。

 西行きは、先行して8月10日に運用を始めており、同事務所は「今回の完成で、改良の結果がどう出るか見守りたい」と効果に期待を寄せている。

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