「いりびと-異邦人-」主演・高畑充希の美しき浴衣姿が解禁!

WOWOWで11月に放送・配信される「連続ドラマW いりびと-異邦人-」(日時未定)から、主演の高畑充希の浴衣姿が解禁された。

ドラマは、「キネマの神様」「総理の夫」など映像化が相次ぐ作家・原田マハ氏による、美術小説「異邦人(いりびと)」(PHP文芸文庫)を映像化。美術世界で交錯する人間模様や、京都の雅やかな景色を交え、夭折したある天才画家の死の真相と、才能を隔てた激しい愛憎が暴かれるアートミステリー。

高畑は、希代の美術蒐集家(しゅうしゅうか)の孫娘にして美術館の副館長を務める篁菜穂を演じる。祖父の血筋を受け継ぎ、透徹の審美眼を持つ菜穂は、無名画家が描いた1枚の絵に魅了され、それを世に出そうと企図したことがきっかけで、語られざる京都画壇の深みに踏み込み、その巨魁と対峙(たいじ)することになる。

日本の三大祭の一つに挙げられ、京都の夏の風物詩である祇園祭。祇園祭は千年以上の歴史を持ち、7月1~31日まで、1カ月にわたって多彩な催事が行われる八坂神社の祭礼だ。前祭と後祭の山鉾巡行はもちろんのこと、それぞれ宵山の時期に行われる屏風祭も見どころの一つ。屏風祭とは山鉾町にある旧家や老舗が、それぞれの所蔵する美術品・調度品などを飾って披露し、通行人の目を楽しませる行事ということで、晴れの日らしい豪華なしつらえの中に、長く受け継がれてきた文化を垣間見ることができる。

本作では、京都画壇の大家・志村照山(松重豊)に囲われ続ける無名の画家・白根樹(SUMIRE)のために、菜穂がこの屏風祭において、ある策に打って出るという重要なシーンとして描かれている。身重の菜穂が決意とともに浴衣を装う姿からは、たおやかにして凛(りん)とした強さが見てとれる。

美しい京都の情景、由緒ある美術館、原作にも登場するクロード・モネ「睡蓮」など、数々の名画がフィーチャーされ、目にも美しく知的好奇心をくすぐられるアートミステリードラマに、ますます期待が高まる。

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