大人の自由研究…堀潤も知って驚いた「消費税が3%から始まった理由」

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。8月25日(水)放送の「フラトピ!」では、キャスターの田中陽南が“夏休みの自由研究”について取材しました。

◆自治体や企業が子どもの自由研究をサポート!

子どもの夏休みの宿題の定番「自由研究」に取り組む子ども・親御さんに強い味方が。現在、農林水産省では「マフ塾」という自由研究のサポートに特化したサイトを開設。大きなシャボン玉を作る実験や昆虫の標本作りなど自由研究のヒントとなる記事や動画を掲載しています。

実は今、農林水産省の他にも多くの自治体や企業が自由研究の助けとなる活動を行っています。田中はその1つ「すみだ水族館」へ。ここでは「夏の自由研究 超サポート制度」と題し、子どもたち自らが興味を持った生き物について研究したいことを決め、それについて飼育員が詳しく教え、一緒に観察してくれます。

今回はこの「夏の自由研究 超サポート制度」を利用する小学生を取材。まずは教室でサメの生態について学び、実際にシロワニがいる水槽へ。さらには飼育員しか入れない生き物たちの餌を作るキッチンへと通され、特別にサメの餌を見せてもらいます。その後も飼育員が付き切りでさまざまな観察や実験を行うという贅沢さ。

すみだ水族館のスタッフ・百崎孝男さんは「最近は図鑑にいろいろなことが書いてあるが、やはり水族館で飼育しているからこそ、携わっているからこそ気づく動きやわかることがある。図鑑で調べた後に飼育員に聞きにくれば、より生き物を知ることに繋がる」と話していました。

◆令和の小学生の自由研究にZ世代もビックリ!

すみだ水族館の取り組みに、キャスターの堀潤は「いいですね!」と反応。株式会社POTETO Media代表取締役の古井康介さんも「僕も行きたい」と絶賛すると、実際に取材した田中も「万全のサポート体制で興味のあることに答えてくれるいい研究」とおすすめします。

ビジュアルフードクリエイターの白井ありささんも「すごく素敵!」と褒めつつ、「自分で想像するということは正解がなく、無限大の可能性があるので、自由研究も自分が興味あること、好きを追求して自分のなかの正解を作ってほしい」と話します。

ちなみに、東京都教育委員会が開催している「東京都小学生科学展」(令和2年度)の自由研究の一部を見てみるとさまざまなテーマの研究があり、なかでも古井さんの目に留まったのは品川区の6年生の「セミファイナル~確率を調べてみた~」。この研究は、セミの死骸だと思って触ったら激しく暴れ出した経験から、セミが死んでいるのか、生きているのかを調査してまとめたもの。

その他にも東京都知事賞をとった港区の6年生の研究は「ガードパイプ(レール)の秘密」。千代田区の6年生の研究は「水あかをキレイにとる方法」、文京区の5年生は「ババ抜き必勝法!」。さらには足立区の6年生の「エアコンの水 大作戦!」、武蔵野市の5年生の「おにぎり 1週間観察してみた」などさまざまな研究が。

こうした小学生の発想に気象予報士で防災士の久保井朝美さんは、「身近なところからヒントを探しているんですね」と感心していると、「身近なところからいかに研究に持っていくのかは、周りの大人のサポートも重要だと取材して感じた」と田中。

ここでZ世代のコメンテーターはおすすめの自由研究を紹介。白井さんは小学生のときにやったという「押し花」。古井さんは、過去にフランスに行った際、多くの人が政治に関心を持っている理由に小学生のうちからニュースの感想を言い、自分が自由にどう思ったかをクセ付けすることで世の中のことに興味を持つと聞いたそうで、「自由な感想文を、書き始めてみることをお勧めしたい」と言います。

一方、堀は大人になって調べて面白かったことを発表。それは「消費税はなぜ3%から始まったのか」で、当時の大蔵省は将来消費税を20%代に引き上げるためにも5%から始めたかったそうですが、国に変わって税金を集める小売店の代表は1%からと断固拒否。揉めに揉めた結果、当時の超大物政治家・金丸信さんが間を取って3%からスタートさせたという話を紹介しました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag

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