【きらら浜 野鳥手帖】 No.30「キジバト」

ハト目 ハト科  [全長] 33cm  [時期] 一年中見られる留鳥

 公園や家の近くで「デーデーポッポー」という鳴き声を聞いたことはありませんか? これは、キジバトというハトが求愛する時の鳴き声です。公園や神社、駅のホームなどで見かけるハト(ドバト)より一回り小さく、山の近くで見られることから「ヤマバト」とも呼ばれています。

 体は全体的に灰褐色で、翼の茶色い鱗模様がキジのメスに似ていることが名前の由来です。

 キジバトは栄養価の高い「ピジョンミルク」を体内で生産してヒナに餌と一緒に与えるため、一年中子育てができます。街路樹や庭木に営巣することもあるので、近くで鳴き声が聞こえたら探してみください。

きらら浜自然観察公園 信木 愛

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