男子テニスの東京五輪金メダリスト・アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、物議をかもす長いトイレ休憩問題について、ルールの調整を求めた。
男子シングルス2回戦でアルベルト・ラモス・ビノラス(スペイン)をストレートで下したズベレフ。記者会見で、毎試合長いトイレ休憩を取る世界3位のステファノス・チチパス(ギリシャ)について再び問われた。これまで〝コーチング疑惑〟にまで言及し、最も厳しい姿勢を貫いてきたが、この日は「これ以上話したくない。誰かのことを悪く言いたくないし、気分もよくない」とチチパスの名を口にしなかった。
それでも、怒りを隠し通せぬ様子で「アンディ(マリー)も言っていたけど、世界のトップレベルの白熱した試合で、6、7分もプレーが中断すると体が冷えてしまう。誰かが10分もトイレにいくのを見るのは不満がたまる。ATP(男子プロテニス協会)は何かのルール調整は必要だと思う」と、時間の規制がない現状のルール改善を訴えた。
選手や関係者の声に、チチパスやATPはどう反応するか。