EXIT兼近大樹が深田恭子の復帰を気遣う!

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」で、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より毎日生放送している。

■EXIT兼近大樹が深田恭子さん復帰に気遣い

「この仕事は自分の気持ちとは裏腹なことが起きるので、大変だろうなと心配」

2021年9月2日(木)夜9時からの放送では、適応障害で休養していた俳優の深田恭子が復帰を発表したことを取り上げ、精神科医の井上智介さんをゲストにお迎えし、理解を深めた。

井上さんより「適応障害は、特定の状況や環境がその人にとってストレスフルなものとなり、対処できるキャパシティを超えてしまうことで、身体面や精神面、そして行動面に渡り、色々な症状が現れて日常生活に弊害が出てくるような疾患」と解説。番組MC でお笑いコンビ・EXIT の兼近大樹は「この仕事をしていると、自分が予期せぬ捉え方をされることってめちゃくちゃある。自分の気持ちとは裏腹なことがたくさん起きる。そういったことに対応していくことや、復帰後に色々言われることもあると思うので、また大変なんじゃないかなって心配はある」とコメントし、深田を気遣った。

脳科学者の茂木健一郎は「ストレスについて、脳の仕組みから言うと、自分がコントロールできないことをコントロールしようとすることが発生源となっていることが多い。真面目な人ほどそこに陥りがちなので、症状に出てしまうことが多いと思う」とコメントした。茂木の発言を受けて、プロデューサーの若新雄純は「ほどほどに諦めるってことが大事なんですよね」と話した。本放送の様子は、現在も「ABEMA」にて見逃し配信中。

■容疑者の趣味情報は必要?アニメなどを動機に結び付けるケースも?EXIT兼近と考える

「自分の知らないものを“危険なモノ”と捉えて、扇動しているのでは?」と危機感

また、番組では、女子高生遺棄事件について、容疑者の趣味とされる“アニメやバ美肉”を動機と紐づけるかのように報じた記事について、その影響を考えた。

兼近は「容疑者が『アニメを見て、真似したくなって犯行に及びました』と供述しているのであれば、まだ百歩譲って『アニメが原因の可能性がありますよ』と言えるけど、そのように言っていないですよね。勝手な憶測で『アニメ好き』とだけ貼り付けてしまうことは、完全にラベリングだと思う」と話した。

また、今回の報道について「個人の趣味趣向に対する差別を扇動するだけでなく、自己表現の形としての性の多様性を侵害する」と声明文を出したNPO法人バーチャルライツ理事長の国武悠人さんは、“アニメ好き”と併記して報じられた『バ美肉』について、「ゲーム上やVTuberの活動などで、美少女のアバターをかぶり、なりきって自分を表現すること」と解説。茂木は「理解していない、分からないものに対して人間の脳は不安になる。『何それ?』って不安なものに対して、それが原因なんじゃないかと思うバイアスがある」と脳科学の視点から指摘した。兼近も「新しいものに対して嫌悪感を示したり、攻撃したがったりする文化があると普段から感じている。この『バ美肉』だって素晴らしいものだけど、それを知らないから=危ないものとして扇動しているように思う」と危機感を募らせた。

こうした事件報道の在り方について、兼近は「見出しだけで物事を判断する人が多い。中身を読まずに、見出しの印象だけで感じたものは一生残ると思う。芸能人の記事も同じことが言えて、見出しに名前が登場したら『こいつなんかやらかした人でしょ』って、ずっと記憶に残り続ける」と警鐘を鳴らした。若新も「報道の手法について、今まさに岐路に立っていると思う。記者は『このストーリーだったら読みやすいだろう』と押し付けるのではなくて、読者がじっくり知ろうとする仕掛けを作っていかなければならないのでは」と問題提起をし、茂木も「ファストニュースじゃなくて、スローニュースが本当に大事なんだと思う」と同意した。

兼近は最後に「見る側・聞く側・読む側がしっかりと判断して、『どういうことだろう?』と考える力を作っていかないといけない。自分より下の世代にも、『報道をどう受け取るかも大事だよ』と、伝えていきたいと改めて感じましたね」と改めて自身の考えを述べた。本放送の様子は、現在も「ABEMA」にて見逃し配信中。

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

放送チャンネル:ABEMA NEWSチャンネル

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