肝炎再発患者の勝訴確定

福岡、国が控訴取り下げ

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 集団予防接種が原因でB型肝炎を20年以上前に発症し、再発した慢性患者2人が国に損害賠償を求めた訴訟の福岡高裁での差し戻し控訴審で、国は3日、原告の請求を認めた2017年12月の福岡地裁判決に対する控訴を取り下げた。2人にそれぞれ1250万円を支払うよう国に命じた地裁判決が確定した。

 再発時を基準に賠償を求められるかが争われた。高裁は19年4月、賠償請求権が消滅する「除斥期間」(20年)の起算点は最初の発症時だとする国側主張を支持し、一審判決を取り消した。最高裁が今年4月、起算点は再発時とすべきだとして高裁判決を破棄、損害額算定のため審理を差し戻していた。