ブラッド・ピット アンジーとの親権裁判の担当判事解任に異議「制度を覆すもの」

俳優のブラッド・ピット(57)が、アンジェリーナ・ジョリー(46)との親権を巡る裁判の担当判事は解任されるべきでなかったと訴えている。ブラッドの弁護団は、カリフォルニア州最高裁判所に、同件を担当していたジョン・オーダーカーク判事の解任に関し異議を申し立てる請願書を提出した。同判事は、ブラッドが未成年の5人の子供達とより多くの時間を過ごす権利を与える判決を下していたが、それが事実状無効となっていた。

請願書は、「憲法上許されたカリフォルニア州の臨時裁判制度を覆すもの」であり、「裁判中のいかなる時点における解任の訴えにドアを開いたこととなる」と訴え、「このことにより、解任ゲームが加速するものと考えられ、臨時裁判制度が深刻に滞っているカリフォルニア州の裁判制度での有効性に疑問を投げかけるもの」と続けている。

アンジェリーナの弁護団は、2016年に就任したオーダーカーク判事がブラッドと他の件で関わっていたことを明らかにしなかったことを指摘、判決の公平性に疑問を示していた。そして先月、3人の判事がオーダーカーク判事を同件の一時的な判事という役目から解任する命令を下すことに同意していた。

しかし今回、ブラッドの請願書は、アンジェリーナ側が、同判事がそれ以前にも仕事上ブラッドと多く関わりがあったことは親権裁判の最初から知っていたことを指摘、「そのことにより、4年にわたり続く裁判が、毎日父子を傷つけてきた中、親権争いに全く有益ではない管理上のエラーで重要な親権に関する判決を全く無効にすることになる」として、「カリフォルニア州法において、判事の解任を求める際、解任の理由となる事実を『発見次第にできるだけ早く』書類にして提出する義務がある」ことから、アンジェリーナ側が解任を要求できる権利はなかったと主張している。

これに対しアンジェリーナ側は、判事を再任させようとする動きは「憂慮すべき」ことだとコメントしている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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