中日・与田剛監督(55)が、3日にプロ初の一軍昇格を果たしたドラフト3位の高卒ルーキー・土田龍空内野手(18=近江)に対し、期待を口にした。
高卒ルーキーながら、二軍ではチームトップの82試合に出場し、打率2割3分8厘、1本塁打、22打点、9盗塁をマーク。この日、体幹のコンディション不良で出場選手登録を抹消された溝脇と入れ替わった。
指揮官は「とにかく若さあふれるプレーで、守備も打撃も思い切りが良いということで一軍に呼びました」。しかし、1―0で勝利した3日のDeNA戦(バンテリン)では、土田の出場機会はなし。起用法に関して「戦力だから呼んだ。一軍で戦う戦力じゃないのに呼ぶなんてことはありえない。経験というのは使えば経験になるし、二軍でも経験なる」と力説する。
その上で、この日の土田のベンチでの動きについて「一生懸命、元気に声を出していた。何とか出たいような空気があった。今日は残念でしたけど、でも練習の中でもよくやっているので期待はしています」と話した。