【紆余曲折!私のギア遍歴その1】まるで人生ゲームのようなギアの道〜sotosotodays店長・野毛陽平さん編〜

キャンプ道具選びの基準は人それぞれ。ご自身の熟達度や家族構成によっても選ぶギアは変わってきますよね。それはまさに“人生ゲーム”のよう……。キャンパーのみなさんがどんなギアの道をたどってきたのか、気になるところですよね。今回は、sotosotodays店長の「野毛陽平さん」に、紆余曲折なギア遍歴をお伺いしたのでご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね! ※本記事は2020年に発売された「fam_mag Summer Issue 2020」の特集企画に加筆・修正を加え再構成したものです。

キャンプを始めてから結婚&子どもの誕生で選ぶギアが変わっていった

fam_mag Summer Issue 2020 より

野毛陽平さんは、独自のセンスと審美眼をもとに買い付けから接客まで幅広い業務をしている"sotosotodays"の敏腕店長。業界内での信頼も非常に厚く、多くの人に慕われています。

そんな野毛さんがキャンプにハマったのは、今のお店に転職する前のことです。当時も同業種のお店で勤務しており、snow peak製品を愛用していたのだそう。

fam_mag Summer Issue 2020 より

しかし、結婚や息子さんが誕生したことによって、気になるキャンプギアが変化していきました

例えば、乳幼児がいても快適にキャンプができるのか、冬でも暖かく過ごせるのか……など。今までは気にしなかった"家族"を意識したギア選びに変化していったそう。

また、ファミリーキャンプと並行してソロキャンプにもハマったことにより、当時はキャンプギア選びの基準が複雑化していったんだとか。

最近は新しく芽生えたキャンプギア選びの信念に基づいて、長く愛用し続けられるギアを買い足している日々を送っています。

野毛さんのテーマ「家族構成とともに移りゆくテントのカタチ」とギアの遍歴

ここでは野毛さんのキャンプテーマ「家族構成とともに移りゆくテントのカタチ」をもとに、キャンプギア遍歴を遡りながら、どんなテントやキャンプギアを購入してきたのかを詳しくご紹介します。

ギア遍歴その1:スノーピーク『ギガパワーツーバーナー液出し』『リビングシェル(4人用)』『ランドブリーズ4』

アウトドアショップに転職してから、以前楽しんでいたキャンプを復活させギア集めも開始。

グループキャンプをきっかけにガスツーバーナーが欲しくなり、気温に左右されない安定した火力が長く使えるスノーピーク(snow peak)の『ギガパワーツーバーナー液出し』を購入。重厚な作りでファミリーキャンプでいつも使用しているのだとか。

fam_mag Summer Issue 2020 より

その後、同ブランドの『リビングシェル(4人用)』『ランドブリーズ4』も購入したそうです。

当時彼女だった奥様を初めてキャンプに連れて行ったとき運悪くドシャ降りの天気で、設営と撤収に時間を取られるスタイルを見直そうと思い始めたんだとか……。

ギア遍歴その2:スノーピーク『ランドロックPro』

何度かキャンプに行くうちにシェルターとテントの設営が面倒になり、スノーピーク(snow peak)の『ランドロックPro』を購入。その後、子どもが誕生し、快適な子連れキャンプのあり方を真剣に考え始めていったのです。

ギア遍歴その3:ノルディスク『アスガルド12.6』

居住性の高さや設営の時間短縮化を追求しつつ、子どもが快適に過ごせる空間作りを意識。コットンテントに興味が出てきたのがこの頃だそう。

コットンテントブームの到来とともに、ゆったりとしたスペースと可愛らしいデザインに夫婦で惹かれたノルディスク(Nordisk)の『アスガルド12.6』をGET。お値段は高いのですが、思い切って購入したそうです。

ギア遍歴その4:ノルディスク『ウトガルド13.2』

長男が誕生してから2年後に、次男が誕生したことでさらに広いテントが欲しくなりノルディスク(Nordisk)の『ウトガルド13.2』を購入。

ギア遍歴その5:ローベンス『モホーク』

fam_mag Summer Issue 2020 より

冬キャンプに向けて薪ストーブ熱が再燃し、以前から所有していたテントと薪ストーブを一新。

より快適に自分のキャンプスタイルに薪ストーブを取り入れたいと思い、ローベンス(ROBENS)の『モホーク』を購入。薪ストーブを設置しても、家族全員がのびのび過ごせるところが◎!

ギア遍歴その6:ローベンス『フェアバンクス』

小型のコットンテントにも興味が出て、ローベンス(ROBENS)の『フェアバンクス』を購入。混み合ったキャンプ場の限られたスペースでも取り回しがよく、ソロキャンプでも使い回せる点が魅力なんだそうです。

ローベンスの『モホーク』と『フェアバンクス』は、野毛さんの中でもターニングポイントとなったギアで、キャンプがより快適になったテントなんだとか。

ギア遍歴その7:ペトロマックス『HK500』

家族キャンプを楽しむのと並行して、自分らしさを追求するソロキャンプにもハマった結果、クラシカルな灯油ランタン、ペトロマックス(Petromax)の『HK500』に手を出したのだそう。

ギア遍歴その8:『武井バーナー』

最近購入したのは『武井バーナー』

野毛さんはさまざまなキャンプギアを購入し使った結果、結局キャンプギア選びは「危ない・危なくない」ではなく、家族みんながギアに対して愛着を持ち使用できるかどうかが大事であることに気づいたのでした。

変化していくキャンプスタイルに合わせ、キャンプギアを選ぼう!

今回は、sotosotodays店長の野毛さんが今まで購入してきたキャンプギアの遍歴をご紹介しました。家族構成が変わるにつれて、キャンプスタイルに求めることも変わっていきますよね。

野毛さんは最後に、面倒を楽しむこともキャンプの醍醐味であり、子どもにも伝えていくことを決意したと話してくれました。

これから家族が増えたり、スタイルが変わったりと人それぞれ変化はあると思いますが、その変化に合わせてキャンプギアを選ぶことで、キャンプ自体の満足度がグッと上がると思います。

ぜひ野毛さんのキャンプギア遍歴を参考にしてみてくださいね!

(ライター:タカマツミキ

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