角田裕毅、PUに不具合も午後には復帰「満足いくラップを走れた。マシンに自信を持てている」/F1第13戦金曜

 2021年F1オランダGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はフリー走行1=20番手(ノータイム/3周)/2=13番手だった。

 FP1では3周を走行したもののタイムは記録できず。ホンダは「PUのマイナートラブルの修復に時間を要した」と説明している。午後にはコースに復帰し、31周を走行することができた。

 ホンダF1テクニカルディレクター田辺豊治氏は「FP1でスクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田選手のPUに不具合が発生し、その修復に時間を要してしまいましたが、FP2で問題なく走行できることを確認しました」と述べた。

 アルファタウリのチーフレースエンジニア、ジョナサン・エドルズは「残念ながら裕毅はFP1で信頼性の問題に見舞われ、午前中は計測ラップを1周も走れなかった。初めてのサーキットで彼は出遅れる形になった」と語っている。「PUの小さな問題によるものであることが分かり、これを解決することができた。メカニックたちは素晴らしい仕事をして、FP2に間に合うようマシンの準備を整えてくれた」

2021年F1第13戦オランダGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
角田裕毅
フリー走行1=20番手(ノータイム/3周)/2=13番手(1分12秒096:ソフトタイヤ/31周)
 午前はいくつか空力コンポーネントをテストしましたが、PUにちょっとした問題が発生して、調査のために走行を切り上げざるを得ませんでした。走行できなかった時間は他のマシンのオンボード映像をたくさん見て、午後のセッションまでにできるだけ多くを学ぶようにしました。

 FP2では初めてプッシュしたラップができましたが、ここはランオフエリアが狭いので、最初は気負わずに入りました。最終的にはかなり満足のいくラップができるようになり、まだ今夜取り組むべき課題はあるものの、マシンには自信が持てています。

 チームにとってもこうしたデータは重要なので、明日の予選に向けた準備も整うはずです。レースでのオーバーテイクは難しくなるので、予選がとても大事になると思います。明日は全力を尽くしたいです。

© 株式会社三栄