超大型望遠鏡の許可、無効に

候補地のスペイン領裁判所

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超大型望遠鏡「TMT」の想像図(TMT国際天文台提供)

 日米中、カナダなど5カ国のチームが米ハワイ島で計画する超大型望遠鏡「TMT」の建設を巡り、第2候補地であるスペイン領カナリア諸島の行政裁判所が7月、反対する地元団体の訴えを認めて土地利用許可を無効とするなど、計画が暗礁に乗り上げていることが4日までに、日本の国立天文台への取材で分かった。5カ国側は控訴の方針だが、第1位候補地のハワイ島でも建設反対が根強く、建設自体が危ぶまれる状況だ。

 直径30メートルの巨大な鏡を備えるTMTは、世界最高レベルの性能で宇宙の謎に迫ることが期待されている。当初の完成予定は2022年だった。