福田富一(ふくだとみかず)知事は3日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議後の記者会見で、緊急事態宣言の期限となる12日での解除について「現時点では除外される環境にはない」との認識を示した。一方、コロナ患者を受け入れている県内6病院に、重症化防止に効果がある「抗体カクテル療法」の専用病床を13床確保したことなども明らかにした。
新規感染者は減少傾向にあるものの、連日100人以上が確認され、医療提供体制の逼迫(ひっぱく)が続いている。福田知事は第3波のピーク時に比類すると指摘した上で、県民に引き続き不要不急の外出自粛を徹底するよう訴えた。