ベジクタシュ移籍のピャニッチ、冷遇されたクーマンを痛烈批判「何を聞いても答えてくれなかった」

 ベジクタシュにレンタル移籍が決まったミラレム・ピャニッチは、バルセロナのロナウド・クーマン監督に受けた冷遇に不満を吐露した。

ピャニッチ、買い取りOPなしでベジクタシュにレンタル移籍

 ピャニッチは移籍市場が8月31日に閉まる中、マーケットがまだ開いていたトルコのクラブと交渉を進め、ベジクタシュと買い取りオプション無しの1年契約を締結。バルサでは思うような出場機会を得られなかったピャニッチは、スペイン紙『マルカ』の独占インタビューで自身が受けた仕打ちについて赤裸々に語っている。

バルセロナとの契約はどんな意味があった?
「子供の頃に夢見ていたクラブでプレーすることになったんだから、もちろん嬉しかった。イタリアで9年間過ごし、一歩踏み出すチャンスはできていた。でもある監督に出会ってしまったんだ…。彼が何を望んでいるかはっきりとは分からない。僕は何が悪いか聞きにいったよ。でも答えは教えてもらえず、時間が経つにつれ状況は悪くなっていった。僕はこれまで全ての監督と良好の関係を築いてきたけど、今回の件は正直言って何が起きたかよく分からない」。

継続的にプレーできなかったのは何故だと思う?
「多くの人が僕に尋ねてくるけど、僕が知りたいよ。監督は僕に、どのポジションでプレーして欲しいか聞いてこなかった。5分や10分、もしくは45分ウォーミングアップしても出場できなかった。きっと彼はこれまでの監督と違うものを求めていたんだと思う。“いやいや、ただのローテーションだよ。君の態度はいいし問題ないよ”って言ってたけど…。でも僕は長い間プレーできなかった。彼はとても奇妙な監督だ。こんな人見たのは初めてだよ」。

監督はどんなプレーを求めているか言ってきた?
「一度もなかったよ。だけど今シーズン初めのある日、彼は僕の状況についてだけ尋ねてきた。僕はトップでプレーしたいと言ったし、何が悪かったか分からなかった。ダメだったんなら、面と向かって“君とは合わない”って言って欲しかったね。でも何もなかったから彼のことが理解できなかった。こんなことは初めてだよ」。

バルセロナとの契約に後悔してる?
「いや、それは決してないよ。人生には色々あって、僕は常にキャリアを通して戦ってきた。僕は野心的で、バルサやユベントスのレベルでプレーできるのはわかっていた。ただチャンスが与えられなかっただけだ。そして監督と馬が合わなかったんだと思う」。

ピャニッチが冷遇されたクーマン監督を批判 Photo Eric Alonso

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