〈全中〉〝日本一〟報告 小林恒輝選手(糸魚川中3年) 水泳男子200メートル自由形優勝、400メートル自由形2位

 千葉県国際総合水泳場で8月17~19日に開催された全国中学校体育大会(全中)の水泳競技に出場し、男子200メートル自由形で優勝して全国制覇、同400メートル自由形で2位の好成績を収めた小林恒輝選手(糸魚川中3年)の報告会が2日、糸魚川市役所で開かれた。

市役所を訪問し、全中水泳での優勝などを報告した小林選手(右から2人目)

 男子200メートル自由形の出場ランキング1位で臨んだ同大会。大舞台で自己新、県中学新の好タイム(1分53秒47)をたたき出し初優勝し、〝日本一〟に輝いた。水泳競技の全中制覇は同市で初めて。男子400メートル自由形でも県中学新(4分1秒70)をマークした。

 報告会には小林選手と同校水泳部顧問の橋本保明教諭が出席。市と市スポーツ協会から激励金が贈られた。

 米田徹市長は「コロナ禍でみんな落ち込んでいる中で、糸魚川の市民に朗報を頂いた。勇気や元気をもらった」、靏本修一教育長は「能力の差は小さいけれども、努力の差や継続の差、練習の差はものすごく大きいということを、君は実現してくれた。あなたの残された記録、実績は私たち糸魚川市民、子どもたちの誇り」などと快挙をたたえた。

 小林選手は大会が無事開催されたことに感謝し、「家族、チームメート、コーチやいろいろな人に支えてもらって優勝することができた。自分の力では無理だった」と話し、「高校生になっても結果を残せる選手になりたい」と誓った。

 「いろいろな人にお祝いの言葉をもらい、(優勝を)実感した」と小林選手。コロナ禍で練習などの制約を受ける中で「自分は水泳が好きなんだなと思えて、ちょうどいい時期になった」と振り返り、将来は「オリンピック選手になってみたい」と夢を広げた。

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