日本代表と戦う中国、自己を過大評価で崩壊? 元代表FW、「戦術の穴」を指摘

ワールドカップアジア最終予選でオマーンにいきなり敗れた日本代表。カタールでの第2戦では中国と激突する。

その中国も初戦でオーストリアリアに0-3で敗れている。『新浪体育』によれば、元中国代表FWリー・イーは初戦の戦いについてこんな指摘をしていたそう。

リー・イー(元中国代表FW)

「初戦は終わった。次の試合を考える必要がある。

私が一番憂慮しているのは、次戦をどういうプレーで戦うかだ。

この代表の考えは、ハイプレスをして高い位置でボールを奪うこと。

だが、初戦ではあまり効果がなかった。

次の日本戦でこのようなプレーをしない場合、他のプレースタイルを練習してきたのかは分からない。

このプレーを続けるのか、プレースタイルを変えるのか、それも監督陣が考える必要がある問題だ」

ハイプレスは機能しなかったので、日本戦では戦術を変えたほうがいいと指摘していたようだ。

中国は前半20分までは高い位置から守備をしかけて相手を押し込むも、24分、26分と立て続けに失点。

【動画】過大評価?中国代表、無残にやられた守備崩壊シーン

同紙では、中国は自分たちの力を過大評価していたとも指摘していた。

リー・ティエ監督も「20分を過ぎてから相手がボールをコントロールし始めた。我々の守備組織はあまりよくなかった」と述べていたという。

序盤からハイプレスを敢行した中国だが、そもそも中盤に強力な守備的選手がいないとも指摘されている。そのため20分しか持たなかったということのようだ。

リー・ティエ監督は「多くの人は日本がホームでオマーンに負けると予想していなかったかもしれない。これがサッカーだ。我々にとっては次の日本戦が厳しい試練になる。アジア最高のチームにチャレンジする絶好の機会だ」と語っているが、どんな戦術で挑んでくるだろうか。

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