日本航空(JAL)グループは4日から、「奄美・沖縄」の世界自然遺産登録を記念し、特別塗装機3機を就航させる。機体には自然保護への関心を高めるメッセージとデザインを描き、地域の魅力を発信する。運航は2022年秋までの予定。
4日は、ジェイエアの初便が伊丹空港を午後3時5分に出発し、鹿児島空港に向かう。日本航空は7日正午の羽田発奄美大島行き、日本エアコミューターは8日午前8時10分の鹿児島発奄美大島行きから、それぞれ運航を始める。
3機とも「守ろう!世界の宝」とのメッセージとともに、登録地域に生息する希少動物のアマミノクロウサギ(奄美大島、徳之島)、ヤンバルクイナ(沖縄島北部)、イリオモテヤマネコ(西表島)を模した環境省のキャラクターが描かれている。JAL鹿児島支店は「希少動物の交通事故や植物の盗掘は大きな課題。奄美の宝に関心を持つ機会にしてほしい」としている。