サッカースタジアムの建設予定地で見つかった旧陸軍施設の被爆遺構。広島市は部分保存に向けた切り取り作業を行いました。
切り取られるのは、馬の手入れ場の石畳や馬を飼育していた厩舎の床面など計3カ所で、きょう(4日)は作業員が工具やクレーンを使い石畳を土から外すなどしていきました。
今後は、保存する3カ所以外の多くの部分が撤去され、さらに下にある層の調査が行われます。
【広島市文化スポーツ部 松嶋博孝部長】
「広島の歴史の一端としてこういったもの(旧陸軍施設)があったことを想起できるような活用方法を考えていきたいと思う」
広島市は切り取った遺構を現場近くの収蔵施設で保管し、中央公園内での展示も視野に今年度中に活用方法を決めるとしています。