【東京女子】伊藤麻希 王者・山下実優に涙のダメ出し「こんな状態の山下から勝ってもうれしくない!」

伊藤麻希(左)は敗れた山下実優(右)に涙ながらに怒りをぶつけた

東京女子プロレスの伊藤麻希(26)が、プリンセス・オブ・プリンセス選手権(10月9日、東京・大田区総合体育館)で激突する王者・山下実優にダメ出しだ。

チーム「121000000(ワントゥーミリオン)」で共闘する2人は4日の板橋大会でコンビを結成し、愛野ユキ、小橋マリカ組と対戦。終盤にも好連係を決めてペースを握っていたかと思われたが、愛野のショルダーアタックからUBV(ダブルアーム式変型サイドバスター)で山下がフォール負けを喫してしまった。

自分とのタイトルマッチが決まっている中で足をすくわれた山下に対し、伊藤は大激怒。「伊藤はただ、最高の状態の山下から勝ってベルトを取りたいだけなのに、今のお前に勝ちへの執念が見えない!」と涙ながらに訴えた。

バックステージも怒りは収まらず「もう伊藤の知っている山下はいないよ。やめてくれよ、大田区前に。こんな状態の山下から勝ってもうれしくない。自分でどうにかすればいい。悔しかったら上って来い。今のままのあいつと組みたくない」と三くだり半を突きつけた。

一方の山下は「伊藤に言われたことが全て。勝ちに対しての執念が薄くなっていた」と認めた上で「今日負けて悔しかったので、どこかでユキとシングルマッチをやらせてほしい」とケジメの一騎打ちをアピール。大田区決戦までに王者の輝きを取り戻せるか。

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