2021年F1第13戦オランダGPのフリー走行3回目が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは4番手、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは10番手、角田裕毅は17番手となっている。
アルファロメオのキミ・ライコネンは、グランプリ前に行われた新型コロナウイルスの検査で陽性が判明し、オランダGPを欠場することが決まった。ライコネンの代役は、同チームのリザーブドライバーであるロバート・クビサが務める。
気温16度、路面温度26度というドライコンディションで、現地時間12時にセッションがスタート。まずは早々にコースインしたソフトタイヤのハミルトンが1分12秒010を記録。徐々にコース上のマシンも増え始め、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)がミディアムタイヤで1分11秒996を記録しトップに立つが、ハミルトンがアロンソを0.032秒上回る。その後ミディアムタイヤを履くフェラーリのシャルル・ルクレール、カルロス・サインツ、マクラーレンのランド・ノリスらがトップタイムを更新し、再度アロンソが1分11秒705というトップタイムをマークした。
開始から約20分、サインツがターン2から3にかけての区間でリヤが流れてテックプロバリアにクラッシュし、セッションは赤旗中断となった。マシンは左側からバリアにぶつかり大きなダメージを負っているが、サインツは自力でマシンを降りている。
残り時間29分の時点でセッションが再開され、フェルスタッペンもミディアムタイヤを履いてようやくこのタイミングでコースへ出た。最初のアタックではセクター1と3で全体ベスト、セクター2で自己ベストを記録し1分11秒225をマークしたが、直後にソフトタイヤのバルテリ・ボッタス(メルセデス)が0.008秒上回る。しかしフェルスタッペンはその次のアタックで全セクターで最速タイムを刻み、1分10秒702でトップに立った。
各車ソフトでの走行を続けており、ソフトタイヤのアロンソが1分10秒670で首位に浮上。メルセデス勢もタイムを計測しボッタスとハミルトンがアロンソを上回るも、新品ソフトを投入したフェルスタッペンが1分9秒623と、この週末初めて1分9秒台を記録した。
このままトップ3は変わらずセッションが終了。4番手以下はペレス、アロンソ、ノリス、ランス・ストロール(アストンマーティン)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、ルクレール、ガスリーとなっている。角田は17番手だった。
■2021年F1第13戦オランダGPフリー走行3回目 リザルト
Pos. No. Driver Team Time Laps
1 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1’09.623 13
2 77 V.ボッタス メルセデス 1’10.179 17
3 44 L.ハミルトン メルセデス 1’10.417 22
4 11 S.ペレス レッドブル・ホンダ 1’10.526 20
5 14 F.アロンソ アルピーヌ 1’10.670 16
6 4 L.ノリス マクラーレン 1’10.781 19
7 18 L.ストロール アストンマーティン 1’10.842 19
8 5 S.ベッテル アストンマーティン 1’10.872 20
9 16 C.ルクレール フェラーリ 1’10.896 20
10 10 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1’11.005 21
11 3 D.リカルド マクラーレン 1’11.013 19
12 6 N.ラティフィ ウイリアムズ 1’11.083 19
13 31 E.オコン アルピーヌ 1’11.180 23
14 63 G.ラッセル ウイリアムズ 1’11.274 20
15 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ 1’11.299 20
16 55 C.サインツJr. フェラーリ 1’11.940 5
17 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 1’11.980 29
18 9 N.マゼピン ハース 1’12.136 23
19 88 R.クビサ アルファロメオ 1’12.162 28
20 47 M.シューマッハー ハース 1’12.366 20