度重なる緊急事態宣言の発令や、コロナ禍での東京五輪開催で感染拡大を招くなど、「後手」の批判で支持率低下に苦しんだ菅義偉首相(衆院神奈川2区)。「追う! マイ・カナガワ」取材班のアンケートでは、次期首相には「自分の言葉で説明し、リーダーシップが発揮できる政治を」などの要望が目立った。
「次の首相にふさわしい人」では、河野太郎行政改革担当相と石破茂元幹事長が双璧だった。
ワクチン担当として奮闘してきた河野氏を選ぶ理由として、多くの人が「決断力」「発信力」「若さ」を挙げた。横浜市保土ケ谷区の40代の男性会社員は「年齢も若く期待できそう。ぶれないコロナ対策やワクチン接種、経済界に忖度(そんたく)しない強い行動制限令の実施を望む」と期待を寄せた。
石破氏については「丁寧な説明責任ができる人だと考えられるから」(同市港南区の73歳無職男性)、「派閥関係無い自由な政治で、国民にしっかり向いてほしい」(藤沢市の58歳介護福祉士女性)などの声が寄せられた。
一方、「枝野幸男立憲民主党代表」を選んだ理由に、「自民・公明党はとにかくいったん下野すべき。次期内閣には『命を守る』ことを最優先に取り組んでほしい」(横浜市西区の50代会社員)とする声や、「そもそも自民党全体の責任なので、選択肢は無い」(同市戸塚区の69歳無職男性)などと与党への厳しい声もあった。
◆アンケートは、菅首相の退陣表明を受け、LINE登録したマイカナ友だちを対象に3日午後に実施した。無作為抽出の世論調査とは異なる。