NKK朝ドラ”スカーレット”の舞台!「宗陶苑」の登り窯を見学! / 甲賀市信楽

信楽といえば、全国区で有名な陶芸の里ですが、今年の秋からNHKの朝ドラ「スカーレット」の舞台となることでも知られています。

そんな信楽にある「宗陶苑」さんへ、巨大「登り窯」の見学に行ってきました。

[信楽のたぬき村で陶芸体験!]

https://lomore.net/shigarakitougei/

もくじ 1. 宗陶苑とは 2. 日本最大級の登り窯 3. その他の見学エリア 4. 店内の様子 5. アクセス、その他情報

宗陶苑とは

宗陶苑は信楽にある窯元で、江戸時代に作られた日本最大級の登り窯を保有しています。

しかも保有しているだけでなく、現在も現役として活躍しているんです!

車で宗陶苑に向かうと、たぬき達と一緒に大きな七福神が出迎えてくれました。

目の前で見ると結構な迫力があります…

宗陶苑は、秋からのNHKドラマ「スカーレット」の撮影場所になっていて「大島優子さん」の実家である「丸熊陶業」として登場することでも知られています。

放送開始が楽しみです!

日本最大級の登り窯

早速、順路に従って歩いていくと、真正面に登り窯が現れました。

窯には「丸熊」と書かれていました。

古びていて歴史を感じますが、実はこれ、NHKドラマの設定である「丸熊陶業」の「丸熊」だそうで、完全にドラマ仕様に作られたもの。面白いですね。

横から見ると全12段(12室)の窯がつながっていて、一番最初から焼き始めて7日7晩はかかるそうです。

一つ一つの部屋も広く、まるで洞窟遺跡のようです。

部屋の壁が濡れているように光って見えていますが、これは壁の土と、燃料の木材の灰が結合して、陶器で使われる釉薬の状態になったもの。

いわゆる「自然釉」ですね。

江戸時代の「ちょんまげ・ふんどし」の時代から、脈々と焼かれ続けてきたのだと思うと感動ものです。

窯場の横には、焼成後の陶器達が置かれた部屋がありました。

あれだけ巨大な窯なので、物凄くたくさん焼けるんでしょうね。

その他の見学エリア

登り窯のエリアを出ると、タヌキをはじめとする大量の陶器の屋外展示スペースがあったり、実際にモノ作りを見学できるエリアがあったりと見どころ満載です。

特に大物をロクロで作っている部屋があり、作ったばかりの艶めかしい大きな鉢が置いてありました。

なかなかの迫力です。

(見学したのがお昼だったので職人さんはおられませんでしたが・・・)

店内の様子

最後に陶器を売っているお店を見学。

お店に置いてある大部分が、「登り窯」で焼いた作品だそうです。

味わい深く、古くからの信楽焼の伝統を現在にも伝えてくれています。

なお、登り窯による本焼き、次回は8月の盆明けに計画中とのこと。

まだ日程は未確定で、決まり次第HPなどで告知されるそうです。

焼いているところも見学できるそうで、特に後半は、薪をどんどんくべていく迫力のある窯焚きがみられるようです。

これは是非来なければ・・・・。

アクセス、その他情報

住所滋賀県甲賀市信楽町長野1423−13電話番号0748-82-0316営業時間8:30~17:30定休日不定休お店のHPhttp://www.shigarakiyaki.co.jp/見学無料

信楽高原鉄道「信楽駅」から徒歩約16分

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