DCM本気の『ハードクーラーボックス25QT』は凄いのか?キャンプ系YouTuber FUKUが検証します!

こんにちは。キャンプ系YouTuberのFUKUです。ホームセンターのDCMから保冷力の高いオリジナル新製品『ハードクーラーボックス25QT』が発売されました。見た目もかっこいいハードクーラーを、保冷力を安価なクーラーボックスと比較して詳しくご紹介!DCM本気のハードクーラーの実力はいかに?!

DCM「ハードクーラーボックス25QT」とは?

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

今回もチャンネル視聴者さんから情報提供いただきまして、早速買いに行ってきました。こちらがDCMブランドのオリジナル新製品「ハードクーラーボックス25QT」です。

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いやー、これ完全にYETI(イエティ)の「ローディ20qt」の対抗品として作ってますよね。

サイドの作りや強力に密閉するゴム製のラッチなんかも、かなり似せて作っているようです。

見た目だけ「YETI ローディ20qt」に似せているだけではなくて、結構本気で作っているようです!

早速、商品概要など詳しく見ていきましょう。

DCM「ハードクーラーボックス25QT」の商品概要

  • 本体サイズ:幅55×奥行39×高さ40cm
  • 内寸サイズ:幅34.5×奥行21×高さ27.5cm
  • 容量:23.6L
  • 重量:6.1kg
  • 素材:本体・ふた:ポリエチレン 断熱材:ポリウレタン
  • 価格:¥14,080(税込)
出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

価格は、14,080円です。

ホームページには容量25Lと書いてありましたが、厳密には23.6Lでした。

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

※DCMハードクーラーボックス25QTは7月12日時点で通販サイトにはなく、アウトドア用品が多めの大型店舗で取り扱っているようです。

それでは、DCM「ハードクーラーボックス25QT」を詳しく見ていきます!

断熱材の厚み

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

DCMの「ハードクーラーボックス25QT」は、断熱材の厚みが4cmあるようです。

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

有名なYETIの「ローディ20qt」の断熱材の厚みは5cmあります。

「DCMはYETIより薄いじゃん!」と思うかもしれませんが、こういったハードクーラーボックスは最近人気が高まってきているのか、有名ブランド各社が似たようなスペックのものを作っています。

しかし、やはりYETIよりは安く出さないと売れないですよね。

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

そんな中、少し前にキャプテンスタッグが出してきたのが、「グランドフリーズクーラー」です。

これも同じく25Lタイプがあってかなりの高保冷力をうたっていますが、このウレタン断熱材の厚みが3cmなんです。

3cmは結構な厚みですし作りもタフということで、鹿番長も本気でコストかけて作ってきたようなクーラーです。値段もYETIの半額以下で、現在18,280円で販売されています。(2021年8月27日現在)

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より
出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

そしてこのDCMの「ハードクーラーボックス25QT」は断熱材の厚みが4cmあって、価格が14,080円!!!

YETI系のハードクーラーを探している人には、これでいいでしょと言いたくなっちゃいます。

▼スペックとコスパの比較まとめ

外観

筆者が、DCM「ハードクーラーボックス25QT」で気に入っているポイントの一つが、この見た目です。

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

どうでしょう、この見た目!

無駄なデザインが一切ない非常にシンプルなデザインで、色もブラック。

本物の工具を多く扱っているホームセンターならではのかっこいい要素が、かなり含まれているハードクーラーだと思います。

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より
出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

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筆者の今までのホームセンターブランドのイメージだと、ベージュや茶色系の色で真ん中にDCMのロゴが入るはずなんです。

性能と価格は凄いんだけど見た目がどうしようかな、と悩むのがこれまでのよくあるオチだと思っていたんです。

しかし今回はデザインにも隙がなくかっこいいと思います!!!

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より
出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

天板は少しざらっとした加工で、ハードなテーブルとして使うことができるような素材になっています。

いよいよ中を開けてみます。

内部

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

ゴム製の頑丈なラッチを外していきます。

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

中も分厚くて、外観と同じく庫内も真っ黒です。

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

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筆者はYETIを持っていないのでなんとも言えませんが、こういう構造って繋ぎ目が少なく頑丈でカヤックを作るのと同じ作りのようです。

これがそのまま同じ作りなのかはYETIを持っていないので判断できませんが、ただ触っただけでかなり頑丈なことがわかります。

フタ

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

フタも分厚いです。

フタの部分には一周ぐるっとパッキンが取り付けられていて、ほぼ密閉できるようになっています。

側面

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

側面には無機質に25と書いてありました。

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

側面の下側にはドレーンコックが付いています。

ネジ式で、外すと水が抜けるようになっています。ネジ部分に分厚いパッキンが付いていますので、ほぼ漏れることはないと思います。

ハンドル

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

ハンドルは中央で止まるようになっていて、力を入れて倒すと前後にも倒すことができます。

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より
出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

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筆者はYETIを持っていないので本家と比べてどこまでということが言えませんが、かなり頑丈でいい作りをしていると思います。

そうは言っても1万円以上するクーラーですので、「これを買おうかと思える人」は、まず持ち運びや大きさよりも何より保冷力を重視する人、頑丈な強さに魅了される人ではないでしょうか。

筆者の中でスペックとデザインと価格は満足いたしましたので、ここからはそのスペックがいかほどのものなのか、実際に検証して保冷力を確認しておきたいと思います。

保冷力はいかほどか?他のハードクーラーと比較検証していきます

あいにく筆者の家にはYETIが無いので、今回はコールマンの「パーティスタッカー18QT」と比較していきたいと思います。

コールマン「パーティスタッカー18QT」と比較

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

【比較する商品】コールマン「パーティスタッカー18QT」

  • サイズ:約38×26.5×39(h)cm
  • 質量:約2kg
  • 容量:17L
  • 材質:発泡ウレタン、ポリエチレン

※現在は販売されていません。

最強の保冷力とかそういうものではありませんが、その辺のソフトクーラーと比べるとずっと長持ちするタイプのクーラーボックスです。

※容量が17Lなので、検証すると内容量の差でコールマンがやや有利になります。

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一般的に安価に購入できるタイプのクーラーボックスと、最近流行のハードクーラーボックスがどのくらい違うのかという感覚で見ていただけたらと思います。

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

使用するのはこちらの1.7kgの板氷。そのまま入れて、経過を見ていこうと思います。

検証スタート!

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

本日の気温は34℃です。

割としっかり陽が当たっているコンクリートの駐車場の一角なので、実際の夏のアウトドアシーンを想定するテストとしてはいいんじゃないかと思います。

コールマン「パーティスタッカー18QT」
DCM「ハードクーラーボックス25QT」

それぞれに1.7kgの板氷を入れて、検証スタートです。

開始時刻は、お昼の12時40分過ぎでした。

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

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結果はもちろん差が出ると思いますが、ハードクーラーの実力がどれくらいかというところを見ていきたいと思います。

それじゃあ頑張ってね!

ハードクーラーということであまり頻繁に中を開けてもしょうがないので、ある程度時間を空けてみていくことにします。

経過:18時間弱後

その後、翌日までほっときました。

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

翌日、朝の6時20分です。

板氷を入れてから初めて開けるので、18時間弱経過しています。
それではチラッと見たいと思います。

コールマン「パーティスタッカー18QT」
DCM「ハードクーラーボックス25QT」

左のコールマン「パーティスタッカー18QT」は、氷が細い棒状になっています。水も漏れていました。

右のDCM「ハードクーラーボックス25QT」は、まあまあの大きさで氷が残っています。

18時間弱経過の現時点では、DCMの方が氷が多く残っている状況でした。

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

残念ながら筆者はこれから1日イベントで、帰りが夜になってしまいます。このまま炎天下に出しておくとさすがに溶けてしまいそうなので、場所を移そうと思います。

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

室内なら25℃〜30℃だと思うので、ここからは木陰を想定して玄関に場所を移して検証していきたいと思います。

経過:33時間後

イベントから帰宅しました。

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

現在21時50分ですので、33時間ほど経過しています。

もうダメな気もしますが、見ていきます。

コールマン「パーティスタッカー18QT」
DCM「ハードクーラーボックス25QT」
コールマン「パーティスタッカー18QT」
DCM「ハードクーラーボックス25QT」

左のコールマン「パーティスタッカー18QT」は、完全に溶けてしまっています。水温も20℃ほどで全然ダメでした。

右のDCM「ハードクーラーボックス25QT」も氷は溶けてしまっていますが、少し前まで氷が残っていたんじゃないかというくらい冷たいです。水温を測ってみると、4℃ほどでかなり冷たいです。

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すみません。日中に庫内の氷の確認が出来ませんでした。

ただ33時間経ってもDCM「ハードクーラーボックス25QT」の庫内は冷えた状態になっているので、それだけの保冷力はあると思います。

結果:44時間後

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

さらに朝まで置いておきました。

現在、朝の8時半前で、2日前の12時40分から開始したので44時間近く経過していることになります。

クーラーの庫内も常温になっていると思いますので、確認してみます。

コールマン「パーティスタッカー18QT」
DCM「ハードクーラーボックス25QT」

左のコールマン「パーティスタッカー18QT」は水温はすっかり常温で22℃くらいになっています。

一方、右のDCM「ハードクーラーボックス25QT」はというと、氷が溶けた水がまだ冷たいんですよね。水温は16℃くらいになっています。

検証結果

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

ということで、DCMの「ハードクーラーボックス25QT」は44時間経っても庫内が少し冷えた状態になっていました。

初日に日光が当たるコンクリートの上で、日中ずっと置いておいたのがかなり影響があったと思いますが、その後20℃台の玄関に置いて、最終的にこのような結果になりました。

一般的に安い値段で売っているクーラーボックスとは根本的に性能が違うということが実感できた検証になりました。

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いやー、なかなかのクーラーでしたね!

筆者の感覚ですが、板氷を一つ入れておけば、影のない炎天下で使ったとしても1日は中が冷えているのではないかと思います。

上手に木陰や涼しい場所に置いておけば、2日目になって氷が溶けた後も中は飲み物が冷えているくらいの状態には保てるのではないかと思いました。

DCM「ハードクーラーボックス25QT」のメリットをまとめます

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

最後に、DCM「ハードクーラーボックス25QT」のメリットをまとめてみます!

●保冷力
断熱材4cmの保冷力は検証した結果、44時間後でも庫内がまだ少し冷えているという状態でした。

●頑丈さ
本体が分厚く、かなり頑丈に作られています。

●デザイン性
ホームセンターのオリジナル商品にしてはかなりかっこいいと思います。ロゴや無駄な装飾もなく全面ほぼブラックで、このゴツいデザインをさらにカッコよくしているように思いました。

●価格
これだけのスペックで14,080円(税込)というのは、この手のクーラーボックス にしてはお買い得だと思います。

DCM「ハードクーラーボックス25QT」は凄いクーラーだった!

出典:YouTubeチャンネル「FUKU」より

DCM「ハードクーラーボックス25QT」いかがだったでしょうか。

ホームセンターのプライベートブランド商品にも関わらず、かなり本格的な作りをしていて、断熱材4cmの保冷力は44時間後でも庫内がまだ少し冷えているという状態でした。

このような本格的なハードクーラーを購入したことがなかったので、他のものと比べてどうなのかというところは筆者も気になるところではあります。

ただ、コスパが良いのですが¥14,080円と少し値段が高めなので、今後このクーラーボックスの話題が高まるようなことがあれば、また他のライバルたちとの比較も検討してみたいと思います。

ご興味のある方は近くのDCMの店舗を覗いてみてください!

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皆様のキャンプ道具選びの何かの参考になれば幸いです。これからキャンプに行かれる方はお気をつけて行ってらっしゃい!

こちらの記事で紹介した内容は、動画でより詳しく見ることができます!ぜひチェックしてみてください!

▼YouTube動画はこちらから

※DCMハードクーラーボックス25QTは7月12日時点で通販サイトにはなく、アウトドア用品が多めの大型店舗で取り扱っているようです。

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