〈新型コロナ〉協力状況を確認 酒類提供飲食店 糸魚川市と商工団体 16日まで県の時短要請受け

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた県の時短要請に基づき、糸魚川市は3日夜、市内の酒類を提供する飲食店の営業状況を調査した。

 営業時間短縮の協力要請期間は3日から16日まで。接待を伴う飲食店、酒類を提供する飲食店が対象で、営業時間を午後8時まで、県の「にいがた安心なお店応援プロジェクト認証飲食店」(申請中含む)については同9時までとしている。

 協力状況の確認や今後の協力金支給が円滑に進められるように期間中、市と糸魚川商工会議所、能生商工会、青海町商工会により随時、現地調査が行われる。対象店舗は市内約200店。初日は職員11人が糸魚川、能生、青海の3地域に分かれて実施した。

 このうち糸魚川地域は2人一組の3班編成で各エリアを巡回。午後8時すぎに糸魚川駅前を出発し、1店舗ずつ回って時短営業または休業の告知掲示、看板の点灯・店内の明かりなどを外観目視によって確認した。

糸魚川市職員らが市内の居酒屋やスナックなどを回って時短協力の状況を確認した(3日午後8時すぎ)

 駅前周辺は休業の張り紙をしている店も多く人もまばら。午後8時を前に店を後にする客の姿も見られた。

 大嶋利幸市商工観光課長は「皆さん協力してくれる機運が高いと思う。一日でも早く感染拡大を抑えて通常営業ができるように」と話した。

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