「渋滞で最後のラップを走れなかった」レッドブル・ホンダのペレスが予選Q1敗退、戦略的なPU交換を検討へ/F1第13戦

 2021年F1オランダGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは16番手だった。ペレスは、Q1で路面コンディションが急激に改善するなか、セッション終盤、トラフィックが発生したことで、最後のアタックラップに入れず、Q1落ちという結果になった。

 ザントフォールトではオーバーテイクが極めて難しいため、レッドブルは、シーズン残りレースのことを考えて、戦略的にパワーユニットを交換し、グリッドペナルティを受けることを考えているという。

 レッドブル・モータースポーツ・コンサルタントのヘルムート・マルコは、『Servus TV』から、どのパーツを交換することを考えているかと聞かれ、「できる限り多くのパーツだ」と答えた。

「そうすれば、ダメージを最小限に抑えて、今後、ペナルティを受けずに済むようになる」

2021年F1第13戦オランダGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

■レッドブル・レーシング・ホンダセルジオ・ペレス 予選=16番手FP3 4番手(1分10秒526:ソフトタイヤ/20周)予選 16番手(Q1=16番手1分10秒530:ソフトタイヤ)

 予選に向けて素晴らしいマシンを用意していただけに、とてもがっかりしている。大きな改善を果たしていたので、フロントロウに2台を並べることができたかもしれなかった。こういうポジションに終わるとは全く予想していなかったよ。

(Q1)終盤はとても不運だった。ピットレーンで前のドライバーたちがかなりの低速走行をしており、その影響で2ラップ目のアタックに入ることができなかった。1.5秒遅れで時間切れになってしまったんだ。

 チーム全体で話し合い、次のレースに向けて学ぶべきことを探るつもりだよ。そうすることでチームがより強くなるはずだ。

 明日のレースでオーバーテイクをするのはかなり難しいことは分かっている。でもこのコースは予想できない部分があるから、僕としてはダメージを最小限に抑えて、チームのためにいくつかポイントを持ち帰ることを目指す。

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