エンゼルス大谷翔平が4試合ぶり43号弾 ペレスは2発で3本差と猛追

盗塁に失敗した大谷(ロイター=USA-TODAY-Sports)

エンゼルスの大谷翔平投手(27)は4日(日本時間5日)、本拠地アナハイムでのレンジャーズ戦に「2番・DH」で先発し、メジャー単独トップの43号3ランを放った。4試合ぶりの一発を含む4打数2安打、1本塁打、3打点の活躍で
エンゼルスは4―1で勝利。大谷は打率2割6分、打点93となった。

1点リードの6回無死一、二塁の好機で迎えた第3打席でレンジャーズ先発左腕・アラードが初球に投じた141キロのスライダーを右中間スタンドへ放り込んだ。打った瞬間、柵越えと分かる飛距離約130メートルの豪快弾に本拠地を埋めたエンゼルスファンは総立ちとなった。

8月30日(同31日)のヤンキース戦以来4試合ぶりの一発で、9月は4試合目にして初アーチ。この日は第1打席が左飛、第2打席は一ゴロに倒れており、42号以降は15打席連続ノーヒットとバットは沈黙していた。

8回の第4打席は昨季までDeNAに在籍した右腕・パットンとの初対決となり、152キロの直球を右翼前へクリーンヒット。8月19日(同20日)のタイガース戦以来のマルチ安打となった。次打者の初球に二盗を試み、いったんはセーフがコールされたが、いきおい余って足がベースから外れてしまいタッチアウト。23個目の盗塁とはならず、大谷は苦笑いしながらベンチに戻った。

注目の本塁打王争いでは2位に猛追するペレス(ロイヤルズ)がこの日のホワイトソックス戦で2本塁打し、40号に到達。ライバルは依然として絶好調だ。43号弾をきっかけに大谷は打棒復調の手ごたえをつかんだ様子で、再びアーチ量産の期待が高まる。

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