東京五輪・パラ、資格剥奪など規則違反処分は計88人 組織委が発表

パラリンピックも閉幕に

東京パラリンピック閉幕日の5日、大会組織委員会は五輪・パラでプレーブック(規則集)に違反した88人を処分したことを明かした。

同日までに参加資格(AD)剥奪は17人、AD一時停止が10人、厳重注意が61人となっている。五輪ではオーストラリアの男子ホッケー選手団の一部がビールの買い出しで選手村を脱走した事例、パラでは柔道男子ジョージア代表選手がホテルの警備員に暴行を加えて警視庁に傷害容疑で逮捕された事例があり、ともにAD剥奪となった。また、厳重注意としてはスタンドでのマスク不着用などが含まれている。内訳の詳細は以下の通り。

【五輪】
・AD剥奪=15人
・AD一時停止=9人
・厳重注意=32人

【パラ】
・AD剥奪=2人
・AD一時停止=1人
・厳重注意=29人

一方、パラ期間中(8月24日~9月4日)の「熱中症関連」の事例は計32例。そのうち3例が救急搬送され、入院者はいない。組織委は「救急搬送の3例以外は全員軽症で、少し休んだ後にそれぞれ回復されている」としている。

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