鷹ポテンシャル型の “1999年世代” が躍動 大砲、剛腕の有望株がアピール合戦

ソフトバンク・スチュワート

夢のある若鷹たちが輝きを放った。ソフトバンクは6日、オリックス戦(ペイペイ)に12―4の快勝。打ってはプロ1号を満塁弾で飾ったリチャード内野手(22)が2発6打点の大暴れを見せたが、投げる方でもポテンシャル型の左右の大器が躍動した。

まずは6回から2番手でマウンドに上がったカーター・スチュワート投手(21)。3回2失点ながら、6者連続三振をマークして存在感を放った。198センチから投げ下ろす角度ある真っすぐの最速は156キロ。高揚感から球が上ずる場面もあったが、今後につながるパフォーマンスだった。

9回は、今季初登板となった最速160キロ左腕・古谷優人投手(22)が2三振を奪って3人で締めた。ようやく5年目のシーズンが〝開幕〟。「キャンプで出遅れてしまい、なかなか一軍で投げることができませんでしたが、9月に一軍に合流するという強い気持ちでずっと頑張ってきました。これからも結果にこだわって、自分らしい投球を続けていきたいです」。この日は課題の制球が安定。未完の大器が成長の跡を見せた。

古谷は早生まれだが、3人とも1999年生まれ。いかにもホークスらしいポテンシャル抜群の〝若鷹軍団〟が明るい未来を示した。

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