【ストロングスタイル】タイガー・クイーンが華麗にデビュー2連勝 今後はタッグ戦線出撃へ

佐藤綾子(左)にサマーソルトキックを放つタイガー・クイーン

女子版虎戦士タイガー・クイーンが、デビュー2連勝を飾った。

5日のストロングスタイルプロレス新木場大会では、ディアナの佐藤綾子と対戦。7月29日のデビュー戦で実力者の山下りなから勝利を飾ったクイーンはこの日も躍動した。

序盤からタイガーステップでけん制し、ミサイルキックを軽やかにかわすと、鮮やかなサマーソルトキックを繰り出し、会場を沸かせた。

ところが、プレートで殴られミサイルキック、ダブルアームスープレックスを被弾。マスクをはがされそうになるなど窮地に陥る。

これをローリングソバットで撃退して流れを引き戻すと、ツームストーンパイルドライバー、投げっ放しジャーマンで底力を発揮。最後は猛虎原爆固めで勝利した。だが、この日も試合後はひと言も発することなく、早々に車に乗り込み会場を後にした。

クイーンの指導にあたる女子部門アドバイザーのジャガー横田は「細かくいえば絞り、クリップなどの抑えが甘く、崩れたところが出てしまったのかなという反省点はある。ただ、ジャーマンはすごかった。飛べるだけじゃなく力も証明した。そういうところを一個一個アピールできれば」と評価。

今後については「(シングルだと)やれることが偏ってしまう。タッグもあると思います。(協力体制にある)ディアナの大きい会場には出ていくと思うので」とタッグ戦も視野に入れており、一層の活躍が期待されるところだ。

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