侍文化 楽しんで 刀剣類や漫画原画など紹介 島瀬美術センターで展覧会

羽織や掛け軸など、展示品を紹介する山本さん=佐世保市、島瀬美術センター

 侍文化を刀剣類や漫画の原画などで紹介する、伝統文化とサブカルチャーが融合した展覧会「侍(さぶら)う展in佐世保」(実行委など主催)が4日、長崎県佐世保市島瀬町の島瀬美術センターで始まった。入場無料。20日まで。
 戦国時代に相良氏の領国(現在の熊本県人吉球磨地方一帯)で、剣豪丸目(まるめ)蔵人(くらんど)が興した剣術「兵法タイ捨流」の15代宗家、上原エリ子さん(40)や、同流道場「龍泉館」の館長で同展実行委員長でもある山本隆博さん(51)らが中心となり、侍文化に親しんでもらおうと2019年から国内外で巡回している。
 会場には、刀剣類や羽織などの伝統品に加え、漫画「ドリフターズ」や「武装少女マキャヴェリズム」の原画、複製原画などサブカルチャー作品、計約200点が並ぶ。
 山本さんは「日本が世界に誇る伝統文化の昔と今を、楽しんでもらえたら」と話している。

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