マラソン永田が銅 「地元に元気」 東京パラ 関係者が快挙たたえる

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日の丸を手にガッツポーズする永田務=5日、国立競技場

  東京パラリンピック最終日の5日、陸上のマラソンは国立競技場発着で行われ、男子上肢障害T46の永田務(37)=新潟県身体障害者団体連合会・新潟市西区=が、2時間29分33秒で3位となり、銅メダルを獲得した。永田務選手の出身地・村上市や職場などからは、快挙をたたえる声が上がった。

 永田選手の父・至さん(67)=村上市=は、自宅で家族と一緒に中継を見守った。「ひやひやしたけれども、笑顔でゴールできてよかった。銅メダルは、応援してくれた方々へのよい土産になる」と声を弾ませた。

 村上桜ケ丘高陸上部時代の監督だった新潟東高教諭、佐藤政幸さん(51)=新潟市中央区=は「高校時代を含め、レース後にあんないい笑顔をしているのは見たことがない。やってきたことはうそをつかない。本当によく頑張った」とたたえた。

 村上市では新型コロナウイルスの影響でパブリックビューイングはできなかったが、市陸上競技協会の中澤栄理事長(65)は「地元村上にいい話題と元気をもたらしてくれた」と喜んだ。

 永田選手が勤める県障害者交流センター(新潟市江南区)では、上司や同僚ら4人がテレビ観戦。所長の丸田徹さん(53)は「銅メダルを取ってくれてうれしい。本人は金メダルでなくて残念かもしれないが、ほっとしていると思う」とおもんぱかった。

 花角英世知事は「雨の中、レース前の言葉通り『強い気持ち』で粘り強く走り抜く姿は、県民の皆さんに勇気と感動を与えてくれました」とのコメントを発表。新潟市の中原八一市長は「最後まで粘り強く走りきった選手の姿はとてもすがすがしく、われわれに勇気と感動を与えてくれた」とコメントした。