インスタント シトロン、『スキマの国のポルタ』サントラLPと、スペシャル10インチ『Lullaby in Winter』の発売が決定!

テレビ番組『みいつけた!』『たまこまーけっと』などの音楽で知られる作曲家・片岡知子と、 稀代のメロディメイカー長瀬五郎によるデュオ「インスタント シトロン」。 6月から8月まで3ヶ月にわたった彼らの全アルバムのアナログ・リイシューに続き、 片岡知子が音楽を担当したアニメ『スキマの国のポルタ』オリジナル・サウンドトラックLPと、 インスタント シトロンの10インチEP『Lullaby in Winter』の発売が決定した。 2タイトルはいずれも、 片岡知子の夫でもある岡田崇が運営するレーベル「リル・デイジー」から10月20日に発売される。 絵本作家・荒井良二の原作と絵を和田敏克監督によりアニメ化、 NHK Eテレで放送された『スキマの国のポルタ』。 平成18年度(第10回)文化庁メディア芸術祭・優秀賞を受賞するなど高い評価を受けたこの作品の世界観に大きく貢献していたのが、 片岡知子(インスタント シトロン)が手がけた音楽だった。 音楽家・片岡知子の代表作と呼ぶべき内容でありながら『スキマの国のポルタ』DVD-BOX(2008年)のセットとして一度CD化されたのみだったオリジナル・サウンドトラックを、 片岡自身が愛してやまなかったアナログレコードで復刻。 これまで単品での発売はなく、 入手困難な状況が続いていた作品のため、 今回のレコード化はまさに待望のリリースとなる。

片岡知子 コメント

「荒井良二さんの描く絵には、 すでにメロディがあり、 和田敏克さんの動かす画には、 もうリズムが刻まれています。 ですので和田さんの書き上げた絵コンテを拝見すると、 とても自然に音楽が浮かんでくるのです。 そして素敵な演奏家さんたちの力を借りてスキマの国の音楽を仕上げました。 でも聴きかえしてみると圧倒的にアタフタしているような曲が多いのですね。 ノンビリポルタには沢山アタフタして頂いちゃいました。 」

アナログレコードによる全アルバムのリイシュー・シリーズが一区切りを迎えたインスタント シトロン。 再評価の声も高まる中で登場する、 シリーズ番外編ともいうべきスペシャルなレコードが『Lullaby in Winter』だ。 3rdアルバム『リトル・ギャング・オブ・ザ・ユニヴァース』CDのみのボーナストラック2曲と、 コンピレーション『Dream a Little Dreamsville』(2000年)に提供したバンキー&ジェイクのカバーに加え、 敬愛するNRBQのメンバーに聴かせるためだけに録音されたメジャーデビュー前の貴重な未発表カバー音源「I love her, She loves me」を収めた全4曲の10インチEP。 片岡知子が描いたキャラクター“リスード”をあしらったジャケットは、 ’60年代の日本盤10インチのペラジャケを模したこだわりの仕様。 あふれるレコード愛が込められた、 聴いてよし、 飾ってよしの1枚になっている。 今回の発売にあたり、 ソニー乃木坂スタジオにて、 オリジナルマスターからアナログレコード用のリマスタリング/カッティングをそれぞれ行なった。 アナログ盤だけでなくCDでもリリースして欲しいというリクエストにお応えして『ウナ・マルチーア』『ユトレヒト&マエストロ』の紙ジャケCDが11月1日発売決定。特設サイトでは、 メンバーゆかりの方々からのコメントを公開中。 アナログ再発シリーズ<instant cytron retrospective 1995-2002>を記念して、 片岡知子の誕生日である6月7日(月)から始まった渋谷パイドパイパーハウスの『Instant Cytron メモラビリア展』(協力:リル・デイジー岡田崇氏)は引き続き開催中。

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