2度の脳動脈瘤を患った英女優 死生観語る「最も美しく見える女性達は、若く見えない女性達」 

エミリア・クラーク(34)は、以前死にそうな経験をしたことから、年を重ねていくことに感謝の気持ちを抱いているそうだ。人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のデナーリス・ターガリエン役などで知られるエミリアは、2011年、2013年と2度脳動脈瘤を発症した後、命を救う手術を受け現在に至っている。そして死と直面するような経験をしたことから、年を重ねることができるのは幸運だと感じているエミリアは、加齢過程を自然に任せるつもりなのだそうだ。

エミリアは、ピープル誌にこう語る。「死の床にいると、幸せな瞬間、そして幸せでいるところが見えるの。凄く可愛いセルフィーが撮れた時なんかは思い出さないものよ」「手術の後、とても怖くて自信を失っていたから、それらを全て見た目に注いだの。年を重ねるにつれ、人は自分のことや自らの美について考えていない時が最も美しく見えるんだって気づいたわ」

そして「年をとることは保証されている」ことからそれをネガティブには捉えていないとして、「脳内出血が起こった時、私は『今を楽しむ』ってならなかった。私にはそれが起こらなかったの。ただ死ぬことがとても恐ろしくなったわ、皮肉なことにね。年をとることのどこが悪いの?人生で2つの真実がある。税金と死よ。それは起こる。年をとることは保証されている。最も美しく見える女性達は、若く見えない女性達だと思う」と続ける。

また美容整形には関心がないそうだ。「自分の顔をナイフをもった誰かの手に委ねるなんて、考えられない!私にはそれを求めないで、そんなことしないから。一番の理由は恐怖、そして2番目に、私は顔が動かすことができないと仕事が出来ないから」「社会が設定した馬鹿げた美容基準に合うように何かをする必要があると言われたら、その人に出て行ってくださいって言うわ。私は自分の外見に自信はないけど、私の外見に関して意見がある人に、自分はそんなの聞きたくないって言うことは出来る」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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