【新型コロナ】大阪府が「野戦病院」の運営事業者公募を開始 運用責任者は阪大の忽那教授

 大阪府は3日、インテックス大阪(大阪市住之江区)に設置予定の臨時医療施設「大阪コロナ大規模医療・療養センター(仮称)」について、運営事業者の公募を開始した。施設運用責任者は感染症診療を専門とし、臨床で診療にもあたっている大阪大学の忽那賢志教授が務める予定。

トータル1,000床の施設運営を一括委託

 大阪府によると、臨時医療施設はインテックス大阪6号館の4万平方メートルの敷地に1期、2期の工期に分けて順次設置する。1期は3階部分に軽症・無症状者の療養施設(500床)を設置することとし、9月中に運用開始を予定する。2期は1階部分に軽症・無症状者の療養施設(300床)に加え、中等症患者の治療施設(200床)も設置する(開設時期は追って決定)。合わせると1,000床の大規模な施設運営となるが、今回、府は施設整備から運営まで事業一式を一体的に行うことを条件とした。

 なお募集は9日までで、13日には委託事業者を決定するかなり強行軍の日程となっている。

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