【ボクシング】WBC世界ヘビー級王者フューリーに総合格闘技転向の可能性が浮上

総合格闘技転向が噂されるタイソン・フューリー(ロイター)

WBC世界ヘビー級王者のタイソン・フューリー(33=英国)が総合格闘技(MMA)に転向する可能性が出てきた。

フューリーは現在、同級前王者のデオンテイ・ワイルダー(米国)との3度目の対戦に向けトレーニングを重ねる。自身の新型コロナウイルス感染により当初予定の7月から、米ラスベガスで10月9日(日本時間同10日)に延期となった一戦だ。

そんなフューリーの実父で元プロボクサーのジョン氏が、息子の将来について言及。米メディア「MMAマニア」によると、同氏はビデオインタビューで「私は彼がさまざまなスポーツ、レスリングに秀でているのを見てきた。彼は手以外のものも使える。足も速く、バランスもいい。トップのMMAトレーナーの正しいトレーニングを受ければ、彼はできるだろう」と語ったという。

さらにフォアアームスマッシュ(エルボーパット)が得意技であることも明かし「ボクシングを引退した後は、何をするにしてもボクシングに関わるかもしれない。でも、MMAに取り組むだろう」と述べたと同メディアは伝えている。

フューリー自身もかつてMMAで戦うことに意欲的なコメントをしていたこともあり、引退後はMMAの世界に飛び込む可能性は十分といったところか。

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