森保ジャパンの主将・吉田麻也 W杯予選・中国戦へ悲壮決意「負ければ外野が騒がしくなる」

DF吉田麻也(東スポWeb)

崖っぷちの森保ジャパンで主将を務めるDF吉田麻也(33=サンプドリア)が悲壮な決意を口にした。

カタールW杯アジア最終予選の初戦オマーン戦で、格下相手にホームでまさかの敗戦を喫した森保ジャパン。6日にオンラインで取材に応じた吉田は「もう1試合も落とせない状況になっている」と追い詰められている状況を率直に語った。

7日に中立地のカタール・ドーハで中国戦を迎えるが、最終予選で格下相手に連敗を喫すれば森保監督の解任問題に発展することは避けられない。「負ければ外野が騒がしくなるのは当たり前のこと」と代表チームが背負う責任の重さを痛感している。

1998年フランスW杯から6大会連続出場している日本サッカーの歴史も意識しており「今までの先輩たちが戦ってつかみとってきたもの。僕自身も体験しているし、この流れをこのチームで途切れさせるわけにはいかない。いろんなものを背負っている」と主将としてW杯出場だけは死守する覚悟だ。

「目先のW杯だけじゃなくて、サッカーの人気だったり、日本サッカーの発展は自分たちの1試合1試合に左右されるものだと思っている。それだけ代表戦の1試合は重さがあるもの」とまさに日本サッカー界の未来を左右する一戦になると位置付けた。

窮地ではあるものの悲観はしておらず「僕は十分巻き返せると思っている。勝つだけ」。頼れる主将が日本の逆襲をけん引する。

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