高市氏に聞く!自民党総裁選

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 奈良テレビ放送では9月2日、自民党総裁選への出馬の意向を固めている高市早苗さんにリモート取材を行い、政策などをくわしく聞きました。

  高市早苗さんは奈良2区選出の衆議院議員で当選8回、2014年から2017年まで安倍内閣で総務大臣、また2019年9月からの第4次安倍、第2次改造内閣でも総務大臣などを務めました。混迷を極める総裁選挙に向けて、高市さんの熱い想いを聞きました。

 地元局のインタビューということで…高市さんのお言葉で次の総裁選への出馬の有無についてお聞かせください。

高市氏

「今回、自民党総裁選挙に立候補する決意を固めて、現在準備を進めております。とにかく燃え上がるような危機感というものがございました。特にこの夏もたくさんの災害があって、多くの方が命を亡くされました。また新型コロナウイルス感染症でもたくさんの方がお亡くなりになっております。このような命を国が守り抜けない状況、まずはこれを変えたい。それから『経済の立て直し』ですね。これを一刻も早くやらなければいけない。そしてこれから必ず日本が直面する、もうそれが見えているような『リスクの最小化』。ここに取り組みたい。そのような気持ちで決意をいたしました。」

 奈良県でも感染拡大に歯止めがかからない「新型コロナ対策」については…

高市氏

「これまで菅内閣では、どちらかといえば『予防』の方に力を入れていたと思います。予防は大事です。大事ですけれども、私はどちらかといえば重症者数、それからやはり死亡者数の極小化、こちらに重点を置きたいと思っています。一刻も早く治療薬を点滴していただく、この体制を作りたいと思っています。」

 また、最も力を入れたいという経済政策について高市さんは、安倍前総理の経済政策を発展させた「ニュー・アベノミクス」を掲げています。

高市氏

「アベノミクスの3本の矢、1本目が『大胆な金融緩和』でした。2本目が『機動的な財政出動』で、3本目が『民間活力を引き出す成長戦略』というものだったんです。この3本の矢をちょっと私は変えます。1本目の『金融緩和』は同じです。2本目の『機動的な財政出動』ですが、私の場合はその『機能的な財政出動』というのは、こういった災害ですとか感染症ですとか、そういう危機的な状況に陥ったときに、まずは限定をします。私の3本目の矢、『成長投資+危機管理投資』で3本目の矢、ここで大胆な財政出動します。要は2本目の『機動的な財政出動』というのは緊急時に限る代わりに、3本目の『危機管理投資・成長投資』というところに大規模な財政出動をします。この『危機管理投資』というのはイコール『成長投資』になるんですね。

これから日本や諸外国、世界中の国が必ず直面するだろう課題というのはたくさんあります。まず一つ目ですけれども、今情報通信がものすごく広がってきています。デジタル化が進んでいます。そうなってきますと、やはり電力が完全に不足するという状況が見えてまいりました。文部科学省の調査でも2030年には情報通信関係だけで今の30倍の消費電力になる、2050年になって今の4000倍になる、こういった予測が出ています。今の最新の機械を使ってそうだということなんですね。そうすると今急いで取りかからなきゃいけないのは、いろんな情報通信機器の省電力化の研究、いかに少ない電力で動かすか、この研究開発というのは今すごく急いで取り組まなければなりません。この研究にいち早く取り組んで、実用化しておくと、世界中の国がデジタル化で非常に電力不足になってきますので、ここに輸出をしていけば、これは『成長投資』になりますよね。

それからまた非常に災害が激甚化している。気候変動がどんどん進んでいきますと、やっぱり水害対策それから土砂災害対策、ここは思い切った投資。『危機管理投資』ですが、投資をしてですね、しっかりと安全な国土というものを形成する。これは相当急いでやらなければいけない仕事です。今回の感染症で本当に思ったのは、医療とか衛生、それから生活または産業、こういった必需品は国産体制で確立しておきたい。これは『危機管理投資』でもあり、またそれによって雇用も生まれますから『成長投資』にもなると思います。」

 高市さんの強い意志を感じるんですけれども、高市総理誕生となりますと、女性として初、そして奈良県選出としても初となります。そのあたりへの思いもお聞かせください。

高市氏

「たまたま女性だということで、あまり女性初にこだわっているわけではございません。奈良県の皆様には、奈良県初の女性国会議員として送り出していただきました。平成5年の選挙で。その後期待に応えられたかどうかわかりませんが、精一杯、皆様の声を聞きながら働いてきたつもりでございます。たくさんのご指導もいただき、お叱りもいただきました。でも心から感謝をしております。どうか応援してください。よろしくお願いいたします。」