西野七瀬も乃木坂卒業後「引退」考えていた “燃え尽き” “コロナ禍”に苦しむアイドルの現状

西野七瀬

女優・西野七瀬(27)が、5日放送のTBS系「情熱大陸」で、アイドルグループ「乃木坂46」卒業後、芸能界引退を考えていたことを明かし、ファンを驚かせている。

西野は2011年に1期生として加入。「気づいたら片想い」などグループ最多の7回センターを務め、18年に卒業した。

卒業後は女優に転身し活躍。現在は出演映画「孤狼の血 LEVEL2」「鳩の撃退法」が公開中で、「あなたの番です 劇場版」が12月公開。10月からは主演ドラマ「言霊荘」(テレビ朝日系)もスタートする。

そんな西野も卒業直後は不安を抱えていたそうで、番組で西野は「一気に自分の時間がバーンと増えて戸惑っていた。こんなに体力あるのに『あれ? 全然お仕事ないぞ。やばい、やばい、やばい』って。『私、もっと働きます』みたいな感じでした、初めは」と回顧。「1人の時間も好きだけど、あまりに多すぎると(気分が)落ちていっちゃう傾向があって。『もう辞めたほうがいいかな、ひょっとして』って落ちがちになってました、1人になってすぐのときは」と、芸能界にいることに迷いが生まれたと振り返った。

卒業直後から「グータンヌーボ2」(関西テレビ)などレギュラーを抱え、順調そうに見えていただけに、ファンからは〝芸能界引退〟まで考えていたことに驚きの声が上がったが、人気アイドルにとっては決して珍しいことではない。

「AKB48の大島優子、乃木坂46の白石麻衣ら人気メンバーの在籍時は、寝る暇もないほど超多忙だった。卒業後はグループ時代よりも注目度も下がり、自由な時間も増えて不安になる。『燃え尽き症候群』のような状況になり、悩まされるケースも多い」(アイドル事務所の芸能マネジャー)

コロナ禍の今、グループ活動が大幅に制限され、将来に悩む現役アイドルも増えているとか。

「真剣に将来を考えるメンバーからの相談が増えている。事務所の懐事情も苦しく、卒業後に芸能界に残るのではなく、引退を選ぶケースが増えるでしょう」(前同)

賢い選択なのかもしれないが、ファンにとっては寂しい現実かも。

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