無骨で男前なパップテント(軍用テント)、憧れる人は多いのではないでしょうか?基本的に各国の軍放出品としてミリタリーショップなどで販売されていますが、慣れないと扱いが難しいテントです。今回はそんな軍用テントを手軽に楽しめる“パップ風テント”の中でも扱いやすく、デザインも優れたバンドックの「ソロベースEX」をご紹介致します。
【基本仕様】バンドックのソロキャンプ用テント「ソロベースEX」
- 定員:1人
- 本体サイズ:フライW360xD190xH110cm
インナーW190xD85xH100cm - 収納サイズ:W47xD24xH24cm
- 重量:5.2kg
- 素材:フライ/コットン混紡生地(ポリエステル65%・綿35%)
インナー/ポリエステルメッシュ
フロア/ポリエステル
フレーム/アルミ合金 - 付属品:ペグx18、ロープx6、エンドキャップx2、収納ケースx1
元々の「ソロベース」をアップデートしたものが「ソロベースEX」です。
カーキ色・ポリコットン製なので、軍用テントのような無骨さがでていて良いですね。
ちなみに、「ソロベースEX」は現在一部販売店のみでしか流通できていないため、公式サイトでは前身モデルの「ソロベース」しか掲載されていないようです。
バンドックの「ソロベースEX」は手軽にパップテント(軍幕)気分が味わえる!
まずは「ソロベースEX」の設営手順と、前身モデルの「ソロベース」から変わった点を解説します。
【設営方法】扱いやすく改良されたパップ風テント
キャンプ用に使い勝手を改良してあるので、設営も簡単です。
袋に防水の取扱説明書が縫い付けれれています。
紙だと折れたり、濡れたりで駄目になってしまうので、地味にありがたい仕様ですね。
まずフライシートを広げます。
開放方向の確認を忘れずに。
両サイドにメインポール(短い方)二股になっているガイロープをセット。
この時、自在金具を多めに伸ばしておくと調整しやすいです。
ペグダウンして立ち上げ。
(※筆者が使用しているペグは付属のものではありません※)
▼おすすめの頑丈なペグはスノーピーク「ソリッドステーク20」
反対側も立ち上げて、ガイロープを調整して下さい。
ロープ位置が左右対称じゃないとうまく立ち上がらなかったりします。先に立てた側を一旦倒してもOKなので、バランスをみて調整しましょう。
しっかりセットポジションをとって立てるか、やりながら調整して立てるか、結果的に設営できればOKなので自分に合ったスタイルで。
ポールにエンドキャップを付けるのを忘れずに。
雨水を防いでくれます。
足回りをペグダウン。
これで基本形は設営完了です。
ソロ用だけあって、ロープやペグの数が少ないので楽ちんですね。
あとは長い方のポールではね出しすれば、開放的なベースになります。
前身モデル「ソロベース」からの追加機能を紹介
前身の「ソロベース」から変更された点は以下の4つ。
1.サイドウォールの追加
サイドウォールが追加された事によって、雨風を防げるようになりました!
特に冬場のキャンプでは、ある程度囲まれた空間が出来ることによって暖をとりやすくなるのでありがたいです。
2.インナーメッシュ標準装備
虫の多い時期にはありがたいですね。
設置も簡単で、バックルなどに取り付けるだけです。
必要ならペグダウンして、ピンッと張ることもできます。
3.スカートの追加
スカートが追加されたことにより、特に冬場の冷気を防げるようになりました。
ちょっとしたことですが、ありがたい仕様です。
4.ベンチレーターの追加
前述のスカートを追加したことにより、気密性が上がったからでしょうか、換気用のベンチレーターが追加されました。
テント内でストーブなど使用した際は換気が出来ないと危険なので、冬場に重宝しそうですね。
バンドック「ソロベースEX」を実際に使ってみて気づいたこと
ここでは筆者が「ソロベースEX」を実際に使ってみて気づいた点やメリットについて4つご紹介します。
1. インナーメッシュにDODのコット「バッグインベッド」が収まった
DODの軽量コット「バッグインベッド」がギリギリ収まりました。
やってみて気づいたのですが、コット下に少し空間があり、ギアカバーなど良い感じに収納できました。
車両乗り入れないできないサイトでは収納する場所が限られるのでありがたい空間です。
▼DOD「バッグインベッド」
2.ランタンフックがたくさん
オープンにした際、ランタンフックが数ヵ所あり、とても便利。
また、内部の中心部分にもフックがあるので、幕をクローズした際もランタンを吊るすことができます。
3.椅子はローチェアか座敷スタイルがいいかも
178cmの筆者+ヘリノックス「チェアツーホーム」の場合、頭上に少し余裕はあったものの、もう少し低いほうが良かったかな?といった印象でした。
この辺は個人差があると思うのでお好みで。
4.専用の袋に余裕がある!
たくさんキャンプギアをお持ちの方は分かると思うのですが、専用の袋(特にテント)ってギリギリの設計なんですよね。
なので、勝手が分からないうちは収納への収まりが悪くて大変。
ですが、ソロベースの場合は袋にかなり余裕があり、楽々収まりました。これは嬉しいポイントですね。
実際に使用してみて、設営から撤収までこれといってデメリットに感じたこともなく快適でした。
強いて挙げるなら跳ね上げの構造上、雨の日は水が溜まりやすいくらいでしょうか。
バンドックのソロキャンプ用テント「ソロベースEX」はこんな人におすすめ
「ソロベースEX」は特に以下のような方におすすめのテントです。
無骨なソロキャンプをしたい人
ソロベースと焚き火、ちょっとしたブッシュクラフトにオイルランタン。
この4つが揃えば、無骨な雰囲気が出ると個人的には思ってます(笑)。
直火OKのキャンプ場だと更に良いですね。
車両乗り入れできないキャンプ場で使う人
ポリコットン製のテントとしては軽量でコンパクトなので、駐車場からサイトまで距離がある場合は助かりますね。
また、広げた時のサイズ感もコンパクトなので、幕を乾かす場所が狭い人にもおすすめです。
バンドック「ソロベースEX」の評判・口コミ
SNSでも無骨なカッコ良さと使いやすさを兼ね備えている点が評判のようですね。
バンドックの1人用テント「ソロベースEX」で無骨ソロキャンプを楽しもう!
軍用テントの装いを再現しながら機能面も抜群な「ソロベースEX」。
筆者は放出品の軍用テントかパップ風テントか迷いましたが、まずは使い勝手が良い方に手を出してみました。
結果は大満足で今後ソロキャンでのメイン幕になりそうです。
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